ゴルフ情報サイト「Gridge」ライブコマース開始。ECは価値観を共有する時代へ
ギークス株式会社(本社:東京都渋谷区)は、ゴルフ情報サイト「Gridge(グリッジ、以下「Gridge」)」にて、ゴルフ用品に特化したライブコマース「Gridge LIVE」を開始したと発表した。
ギークスが運営するゴルフ情報サイト「Gridge」は、ゴルフ業界活性化の一環として、若手ゴルファーおよび女性ゴルファー向けにウェブ、アプリから情報発信を行なっている。
コンテンツは400人を越える一般ゴルファーによる投稿記事と「Gridge編集部」による編集記事を配信しており、ユーザーと共に発展するサイトを目指している。コンテンツの拡充とSNSフォロワーの獲得により月間利用者数は40万人を突破した。
2017年12月、Gridgeは記事内で、クラブやウェアを中心としたゴルフ用品を購入できるEC機能を追加。この度、より商品の魅力を伝えるため、視聴者とリアルタイムな双方向のコミュニケーションを図ることができる、ゴルフ用品に特化したライブコマース「Gridge LIVE」の提供を開始すると発表した。
「Gridge LIVE」では、プロゴルファーやインフルエンサーがライブ動画を通じて、ゴルフ用品を丁寧に説明。視聴者はスマホやパソコンから配信を視聴し、チャットで質問や商品を購入することが可能になる。
密接につながっていくECとコミュニティの関係
これから先、コミュニティの存在は更に細分化されていくことが予想される。インターネットの普及に伴い、共通の趣味や趣向、考え方などが近しい人と簡単に交流が図れるようになったためだ。そのコミュニティでしか認識されないようなマニアックな話題でも共感してくれる人がいる。
そしてECがそこに介入することで、コミュニティがより活発なものになる。そして双方向コミュニケーションも可能になるライブコマースが導入されれば憧れのプロ選手やインフルエンサーなどに直接質問をしたりできる。購買意欲も掻き立てられる上、納得して商品を購入することができるはずだ。
ゆくゆくはフリマアプリの機能を持ったCtoCコマースなどにつながっていく可能性もあるだろう。価値観を共有できる強みがコミュニティマーケットにはある。ECとメディアはますます密接な関係になっていくはずだ。ユーザーをどのようにコミュニティに巻き込んでいくか、EC事業者にはそうした力量も求められる時代になるのではないだろうか。