LINE Payとネットスターズが資本業務提携を締結。決済ゲートウェイシステムを共同開発へ

ECのミカタ編集部

 株式会社ネットスターズ(本社:東京都中央区)はLINE Pay株式会社(本社:東京都新宿区)と資本業務提携契約を締結し、マルチペイメント決済ゲートウェイシステムを共同開発することで合意したと発表した。

 ネットスターズは日本初のテンセントパートナーとして2015年より訪日客向けスマホ決済サービス「WeChat Pay」のサービスを提供している。2017年からは1台の端末で各社のスマートフォンでのQR/バーコード決済を利用できる「StarPay端末」の開発・販売を行っており、同端末は国内10,000店舗以上に設置されている。

ネットスターズとLINE Payは、2017年10月1日にLINE Payのとの間で加盟店開拓・管理業務に関する提携を締結し、「StarPay端末」での「LINE Pay」決済が可能となった。昨年の提携以来、ロフトやアクアシティお台場など、すでに多数の「LINE Pay」コード支払いの導入実績ができたことから、「LINE Pay」加盟店開拓における協業体制の強化と、今後のより包括的な取り組みを目的に、このたび、LINE、LINE Payと資本業務提携契約を締結する運びとなった。

 本提携による主な取り組みは、キャッシュレス・ウォレットレスで決済可能なコード支払い対応加盟店拡大のためのさらなる協力に加え、企業・店舗側でのサービス認知や店頭ブランディングの一環として、マルチ端末「StarPay端末」を「LINE Pay」のブランドに合わせてカスタマイズし、店頭展開していくものとなる。今後LINE Pay加盟店に対しては「LINE Pay」のロゴとブランドカラーにカスタマイズされた端末を提供していく予定となっている。

来るべきインバウンド需要に向けた動きは加速する

 ネットスターズとLINE Payは、今後も協力体制強化を行いながら共同で加盟店開拓を推進し、どこでもスマートフォンのみで買い物できる環境の整備を早急に行っていくとした。

 お金の流通で生じる時間や手間、手数料など様々なハードルはいま、急速に下がってきた。キャッシュレス・ウォレットレス社会は確実そこまで来ていると実感する。インバウンド対応のことも考えるとなると、とにかく浸透させていくということが大切になってくる。これまでの常識も大きく変わってくる。何事も柔軟に対応していく力が求められていると言っていいだろう。

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