全国85店舗の「ステップ」に楽天ペイ導入。オンラインとオフラインの相互送客を図る
楽天株式会社(本社:東京都世田谷区)は、運営するスマホアプリ決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」が、株式会社ステップ(本社: 大阪府大阪市、以下「ステップグループ」)の運営する全国85店舗のシューズショップにおいて導入され、5月1日より先行して「ステップスポーツ」、「ファミリープレイス」の全店舗で利用可能になったと発表した。
「楽天ペイ(アプリ決済)」は、クレジットカードを登録すると、スマホアプリで簡単に支払いができるサービスだ。店舗のタブレット端末に表示されるQRコードを「楽天ペイ」アプリで読み取るだけで、決済を行うことが可能になる。楽天グループのポイントプログラム「楽天スーパーポイント」を貯めたり、支払いに使ったりすることもできる。
ステップグループは、2011年7月に、楽天が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」に「ステップスポーツ楽天市場店」として出店しており、2016年および2017年には、「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」において、スポーツジャンル賞を受賞するなど、ユーザー満足度の高いサービスを提供してきた。
「楽天ペイ」をステップグループの実店舗に導入することで、オンラインとオフラインの相互送客を図るとともに、「楽天スーパーポイント」が貯めて使えるようにするなど、ユーザーにとってさらなる利便性の向上を目指していくとしている。
今後の行方を大きく左右する「楽天ペイ」
「楽天ペイ」が全国規模のシューズショップに全店導入されるのは初めての事となる。様々な決済サービスが増えてきた中で、汎用性の高さは今後さらに求められてくる。多少便利になったくらいではユーザーには響かなくなってきているのだ。
一方で、ユーザー獲得合戦が進むことで業界として技術革新やサービスの拡充が促され、機能はブラッシュアップされる。楽天で言えばこれまでバラバラだった国内外のサービスが統一され横断的に利用することが可能になることで、その価値を高めてきている。そうした中でアプリ決済は重要なポジションを担っており、これからの楽天を大きく左右する事業の一つとなっている。
オンラインでもオフラインでも「買い物をする」という行為はインターネットを通じてさらに便利になる。ユーザーにとって何が一番便利なのかを追求し、企業がどれだけそれを実現できるか。勝負はそこにかかっているのではないだろうか。