千趣会、ベルメゾンにMAシステム「MOTENASU」を導入。DMの効果測定を可視化

ECのミカタ編集部

株式会社FID(本社:東京都新宿区)と株式会社千趣会(本社:大阪府大阪市)は、FIDのマーケティングオートメーションシステム「MOTENASU(モテナス)」と、千趣会が提供する法人向けサービス「ベルメゾンダイレクトメールプロモーション」を連携した新サービスを開始すると発表した。

 MOTENASUは、顧客に特別感を演出する“おもてなし”の心遣いを取り入れた次世代型MA(マーケティングオートメーション)システムだ。消費者行動分析に沿ってきめ細かなOne to Oneマーケティングをワンストップで提供してくれる。

 メールマーケティングはもちろん、LINE@やDM、SMSなど豊富な配信チャネルを備えているのも特徴で、特にDMの「配布物発注システム」は特許を取得しており、同システムによって業界初の「オンオフ融合マーケティング」を可能にしている。

 今回、その「オンオフ融合マーケティング」と千趣会が誇るベルメゾンブランドの「30~40代女性&ファミリー層が中心のマーケット」が融合し、強力なサービスが実現した。

 同サービスは、千趣会が運営する通販事業「ベルメゾン」の会員データ(約1,500万人)の中から、広告主の条件にマッチングした顧客情報をセグメントし、DMを送付できるのが特徴。さらに、MOTENASUのDMには顧客専用のQRコードが印刷され、顧客がQRコードにアクセスすることで顧客の動態把握(QRコードへのアクセスの有無、webの滞在時間や遷移、ECサイトならカゴ落ち等)の計測ができ、従来では難しかったDMの効果測定の可視化が可能となった。

商品を売るために本当に必要なことに注力する。そのためのマーケティングツール

 新サービスは、2018年5月9日(水)~5月11日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第12回 Web&デジタルマーケティングEXPO【春】」のFIDブース内において、提供が開始されるので、詳細を知りたい方はブースを覗いてみるとよいだろう。

 こうしたサービスの利用により、新規顧客の獲得の促進や後追いDMによるカゴ落ちの追走等、効果的なマーケティングが可能になる。現在のEC業界の躍進はMAの進化があってこそだ。こうした「売るための技術」は日々進化していて、EC事業者の悩みを解決してくれる。膨大な労力や時間、コストを費やさなければならなかった企業のマーケティング活動は、いまや自動化され効率的に運用されている。

 企業が商品を売るために本当に必要なことは何だろうか。その本質に向き合い、出した答えにリソースを集中させるために、MAはこれからのECで大きな意味を持ってくるのだ。

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