「CASH」の事業者向けアプリ「CASH PRO」リリース。第一弾コラボは引越会社のアップル
物を即時に現金化できるサービス「キャッシュ(CASH)」を運営する株式会社バンク(本社:東京都渋谷区)が、事業者向けアプリ「CASH PRO」の提供を5月9日から開始すると発表した。また、引越専門会社である株式会社アップルと業務提携を行い「CASH PRO」を使った不用品処理サービスを展開していくとしている。
『CASH PRO』は、自分が保有するあらゆるアイテムを瞬間的にキャッシュに変えることができる 『CASH』の機能を、家事代行サービス・修理店舗・ハウスクリーニングサービスなどといった、あらゆる事業者向けに開発したアプリだ。
第一弾としてスタートするのは、『アップル引越センター』を運営する株式会社アップルとのコラボレーション。これは、CASH PROを搭載したタブレット端末を訪問先にスタッフが持参し、ユーザーの売りたいアイテムを撮影、買取り、換金、アイテムの集荷までをアップルのスタッフがその場で行い、買取りが成立したキャッシュを引越し代金の一部としてそのまま利用できるという、これまでにない画期的なサービスだ。
通常2万円の買取り上限は設けず、ユーザーは好きなだけ、アイテムを売ることができるのもCASH PROの特長で、処分に困る不良品の買取りも可能となる。サービス開始時に対象となるのはアパレルアイテムのみだが、今後は他ジャンルの展開も含めたサービスを行う予定だという。
CASH PROは、個々の事業に「即時買取り」の機能を加えることで、よりお得でスマートなサービスの提供を可能としており、様々な事業の可能性と広がりを生み出す。あらゆる分野との協業が可能で、家事代行サービスや店舗修理・ハウスクリーニングサービスなどとの提携が今後予定されているという。
インターネットがモノの価値を上げていく未来
「モノを売る」という手段はいろいろと増えてきているが、いまだ多くの手間と時間が必要だ。「CASH」は、「モノを売る」という行為を「極限」まで簡単にし、「即時買取り」という体験を当たり前のものとし、一つの市場として確立すべく、新たに加わったCASH PROとともに、サービスの展開を行っている。
今回の業務提携はユーザーの手間を取り除いてくれる素晴らしいコラボレーションだと感じた。インターネットを通じてモノを売買するハードルはグッと下がってきている。しかし、その下がったハードルによってモノの価値も同時に下げるべきではない。
「捨てる神あれば拾う神あり」で、誰かにバトンタッチするという感覚もインターネットを通じて育まれていくべきだ。そこにECが介入することで、モノの価値をさらに高めていくことができるのではないだろうか。