A4用紙を衣服の上に置き、写真を撮るだけで寸法を測定できるAIアパレル採寸アプリ『MeasureBot』が登場

ECのミカタ編集部

オリジナル株式会社(英:Original Inc. 本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコCEO:ジン・コー)が展開するシリコンバレー発、10億通りのデザインを可能にするオンラインカスタムシャツブランド「Original Stitch(オリジナルスティッチ)」は2018年5月15日(火)、A4用紙を衣服の上に置き、写真を撮るだけでその寸法を測定できるAIアパレル採寸アプリ「MeasureBot(メジャーボット)」のローンチを発表した。

精度の高いアパレル採寸が手軽に完結する

MeasureBot は、スマートフォンとA4用紙を用意するだけで誰でも簡単に衣服の寸法を測定できる画期的なiOS用の次世代AI採寸アプリだ。アプリを起動しA4用紙を衣服の上または横に置き写真を撮影するだけで、AIが写真の中から用紙を検出し、衣服との寸法比較を開始する。

その後、ユーザーが測定したい範囲をタップするだけで精度の高いアパレル採寸が完了する仕組みだ。必要な寸法データを取得した後、採寸結果を保存し結果をエクスポートするまでの流れが自動的に行われるので、非常に手軽に一連の操作が完結する。

アパレルEC市場加速の中心的な役割を果たしていく

アパレルEC市場加速の中心的な役割を果たしていく

近年、日本国内でもC2Cマーケットプレイスが急成長しており、それらのプラットフォーム上での販売アイテムの多くがアパレル製品だ。このような状況を踏まえて同社は、「より確実・簡単なアパレル採寸を可能にする」MeasureBotを開発したのだ。

もちろんMeasureBotは、従来、C2Cマーケットプレイスにおいて売り手と買い手双方にとって不安要素の一つであったサイズ問題を解決する新たなツールとしての定着を視野に入れている。売り手は、このアプリを使用することであらゆる衣料品のサイズ情報を簡単に作成し、実際の採寸画像とともに商品ページにアップロードすることが可能になるのだ。

MeasureBotを通して同社は、簡単かつシームレスで信頼性が高いサイジング体験を生み出し、売り手にとってより効果的な販売活動をサポートすることで、アパレルEC市場をさらに加速させる中心的な役割を果たすことを目指す。なおMeasureBotに活用されているAI技術は米国特許を取得しているという(特許協力条約=PCTに基づき、日本国でも当該特許が適用される)。

アパレルEC市場だけではなく、さらなる展開にも期待

拡大するEC市場を力強く牽引するのはファッション分野だ。一方でファッションECはC2Cだけに留まらず、一般的に買い手が現物をフィッティングなどしてサイズを確認できない点が課題であった。

俗に言うEC市場の「サイズ問題」がまさにこれだが、この問題に対応するため、各方面からさまざまなソシューションが提示されている所でもある。今回、ローンチが発表されたMeasureBotは、撮影者がA4の用紙さえ持っていれば、正確に採寸できる点で非常に手軽であり、また、そのままアップロードも可能なことから、利便性で群を抜いている。

非常に斬新な技術とそれが応用されたアプリと言え、C2Cやアパレル分野に留まらず、多方面への展開へも期待がかかる所だ。今後の動向に注目したい。

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