ソフト開発会社オプティム、マザーズ上場へ

佐賀県企業として初の東証マザーズへの上場

佐賀市に本店を置くソフトウエア開発会社のオプティムは、県内の企業としては初めて東京証券取引所のマザーズに上場することを発表しました。マザーズは東京証券取引所の中でも新興企業向けの市場で、2014年9月25日時点で192の企業が上場しています。上場予定日は10月22日。

同社の業務概要と強みとは

同社ではパソコンやモバイル端末を管理することを目的とした特許技術を保有しており、この技術は大手通信会社の顧客サポート業務にも採用されています。この技術を用いた同社の「Optimal Biz(オプティマル ビズ)」は、パソコンや端末の利用環境に応じて、これらの紛失時の情報漏えいやインターネットへの不正アクセスを防ぐことができます。また、遠隔操作でもソフトウエアを包括的に管理することも可能。

現在ではNTTコミュニケーションズなど大手の通信会社を取引先にもち2014年3月期の売上高は17億円に。2000年に社長である菅谷俊二社長が同級生と3人で同社を設立して以来着実に業績を伸ばし現在では120人を抱える企業へと成長。今後は通信会社のサポート体制が十分に整備されていない海外市場への展開も視野にいれて、より一層自社の技術を磨いていくことを表明しています。