コメ兵が「LINEショッピング」での展開をスタート
日本最大級のリユースデパートを展開する株式会社コメ兵(以下「KOMEHYO」)は、LINE株式会社(以下「LINE」)が運営するショッピングサービス「LINEショッピング」での展開を開始した。
会員登録数はすでに1,800万人超
「LINEショッピング」は、コミュニケーションツールとしてすっかり定着しているLINEが提供するショッピングサービスだ。ファッションや雑貨をはじめ、インテリア・家電・コスメなど、3,000万点を超える幅広いジャンルの商品を展開するLINEアプリからさまざまな買い物を楽しめる。
月間アクティブユーザー数は1,000万人(2018年1月月間)、会員登録数はすでに1,800万人(2018年5月段階LINE ショッピングの利用規約に同意したユーザー数、)を突破している。
「LINEショッピング」で購入したいアイテムがある場合、販売元のサイトに移行し商品詳細の確認や決済を行う仕組みで、「LINEショッピング」を経由した買物で最大20%のLINEポイントを受け取ることができる。
貯まったポイントは1ポイントを1円として使える「LINE Pay」やスタンプ購入などに使える「LINEコイン」、さらにnanacoポイントやpontaポイントなど他の共通ポイントサービス、ギフト券にも交換可能だ。
国内最大級のリユースプラットフォーム「コメ兵」
今回、「LINEショッピング」での展開を開始したコメ兵は「宝石・貴金属、時計、バッグ、衣類、カメラ、楽器等幅広い商品群を取り扱う、総合型リユースストアだ。
国内最大級のリユースプラットフォームであり、同社が取り扱うリユース品は、主に自社で運営する「買取センター」にて一般のユーザーが持ち込んだ品物を、専門のバイヤーが査定し仕入れたものだ。
こうしたリユース品としての品質を担保しつつ、さらにオムニチャネルを活用した「お取り寄せサービス」など、リアル店舗とWebを融合した利便性と安心に寄与するさまざまな施策を繰り出している。
したたかなマーケティング戦略がオムニ化を加速させる
今回の展開の背景はこうだ。LINEショッピングは、全ユーザーに占める女性比率が78%と割合が圧倒的に高く、さらに世代別で見ると25歳~34歳が35%、35歳~44歳が30%(2018年1月LINE株式会社公表数値)と若年層に強いプラットフォームであり、コメ兵がアプローチを強化したい顧客層との新たな接点として最適と考え出店に至ったのだ。
今回の出店では「LINEショッピング」を買物の入口とし、自社ECサイト「KOMEHYO ONLINE STORE」へ誘導する。EC流入の間口を広げ、より多くのユーザーにリユースが身近なものであること、買物の選択肢であると感じてもらうことを目的としている。また、ユーザーにとっては、商品購入時に、KOMEHYOの発行するKOMEHYOポイントと共通ポイントLINEポイントの両方を貯めることができ、より「お得感のある」買い物体験に寄与することになる。
オムニチャンネル化の有用性は誰もが認めるところだ。世界的なコミュニケーションプラットフォームに成長しているLINEをその入口として、自社のEC展開とオムニチャンネル化を強化するコメ兵。ターゲティングを含めたそのしたたかなマーケティング戦力を通して、両者の価値はさらに高められて行くことになるだろう。