クラウドワークスとオークファンが連携 40万人超えオークションユーザーに向ける

事業者の「手が足りない」を即解決 クラウドソーシング活用支援を開始

株式会社クラウドワークスが、株式会社オークファンとの連携を開始する。オークファンが運営する、国内最大級のショッピングオークションの一括検索比較サイト「オークファン」の40万人を超える利用者に、クラウドソーシングの活用支援を行うサービスを開始した。
クラウドワークスは、今回の連携を通じ、オークファンに登録する会員に向け、商材の価格調査から調達、出品、発送業務などのネットショップを運営する上でルーティーン化しがちな作業を、その道に特化したプロフェッショナルに依頼することで業務本来に集中して取り組める環境を整えるよう推進する。物理的な理由から人手が足りず追いつかない作業等を、クラウドワークスに登録する22万人188種類のプロフェッショナルに依頼する。仕事をしたい人と仕事を依頼したい人をネット上でつなぐマーケットプレイスという、クラウドソーシングの本質を見事に体現したサービスといえる。ネット上のマーケットプレイス利用者が、クラウドソーシングを活用して効率的な事業展開を行えるようサポートしていきたいと、クラウドワークスは語る。

クラウドワークスは、「地域活性化」「女性の新しい働き方を支援する」「海外展開」という3つのテーマで事業を展開しており、登録された仕事の予算総額は150億円を突破、利用クライアントは上場企業をはじめとする40,000社に加え、経済産業省、総務省、国土交通省、外務省など政府4省を筆頭として約20の都道府県・地方自治体なども活用している。サービスの登録会員は188業種・22万人に達しており、ITビジネスからモノづくりまで、在宅での仕事が可能な大半の職務領域をカバーしている。
オークファンは、国内外のオークション・ショッピングサイトを一括で検索することが可能な「aucfan.com」を始め、「オークファン仕入れモール」や「楽市楽座」の運営を中心とするインターネットメディア事業を行っており、オンラインとオフラインの垣根を越えた流通を生み出すことで、循環型消費社会を提案している。ネットショップやオークション利用者に向け、落札相場のデータ検索や出品支援サービスを提供する同社の会員は、前出のように現在40万人を超えている。

効率的な業務委託は邁進のカギ

この2つの企業が連携するサービスを利用することにより、商品の出品や発送など物理的な業務量を伴う必須作業が、効率化を極めた特化型業者にふられる。ビジネスが軌道に乗った事業者にとっては、事業の加速と拡大に力を入れられる大きな余裕につながるであろう。年率10%超えの成長が予測・期待される国内EC市場をさらに盛り上げるサービスの一つとなっていくことが予想される。