CVRが2.5倍に!ブレインパッド社のRtoasterが温泉旅館・ホテル予約サイト『ゆこゆこネット』で新たな実績
株式会社ブレインパッドは、温泉旅館・ホテル予約サイト「ゆこゆこネット」に、レコメンドエンジン搭載プライベートDMP「Rtoaster(アールトースター)」を導入し、サイトでのRtoaster適用箇所のCVRが2.5倍に向上したことを公表した。
新たな金字塔
ブレインパッド社の新たな実績となった「ゆこゆこネット」は、人気温泉地から秘湯まで全国2,500件以上の温泉旅館・ホテルを紹介する温泉旅行に特化した宿泊予約サイトだ。温泉コンシェルジュによる電話対応も行うことで、ユーザーの好みに合わせた最適な旅行プランを提供しており、旅行予約サイトの顧客満足度ランキングの上位にもランクインしているという(旅行予約サイトの顧客満足度ランキング オリコン株式会社 2018年2月発表「旅行予約サイト 国内旅行 ランキング」参照)。
CVRが2.5倍に向上
「Rtoaster」は、ブレインパッドが開発・提供する最先端のレコメンドエンジンが搭載されたプライベートDMPだ。データの蓄積・管理から、スマートフォンアプリ・ウェブサイト・デジタル広告・メールなどの多様な顧客接点におけるパーソナライズアプローチ、行動ターゲティングやレコメンドといったアクションまで、デジタルマーケティングを強力にサポートしている。複数のチャネルを横断した最適な顧客コミュニケーションを高度かつ精緻に行うことが可能な点が特徴的だ。
今回、「ゆこゆこネット」に、その「Rtoaster」が導入れた。より多くのユーザーに利用を促し、One to Oneコミュニケーションによる顧客ロイヤルティを高めるためだ。導入を通して「Rtoaster」は、「ゆこゆこネット」の一貫したデジタルマーケティング施策のハブとして、データの統合から顧客へのマルチチャネルでのパーソナライズアプローチを実現したという。その結果、「Rtoaster」を適用した「おすすめの宿」「おすすめの温泉地」「最近見た宿」などのコンテンツからのCVRが実に2.5倍に向上したのだ。
その「ゆこゆこネット」では、こうした「Rtoaster」によるレコメンドを通じて、ユーザーに新たな温泉地との出会いを提供したいと考えているという。「宿」と「温泉地」の2軸での機械学習を行うことで、ユーザーの好みに合致する温泉地をレコメンドし、温泉コンシェルジュとしての「おもてなし」をWeb上でも実現できると胸を張る。
Rtoasterはデジタルマーケティング施策の「扇の要」
今回のRtoasterの導入に際して、ゆこゆこホールディングス株式会社マーケティング部グループマネージャー小堺秀真氏からコメントが出されている。
「『ゆこゆこネット』をより多くのお客様に利用していただき、One to One コミュニケーションを行うことで顧客ロイヤルティを高めるために、このプロジェクトが立ち上がりました。
当社の基幹システムには膨大な顧客データがありますが、情報がサイロ化しており、そのままではデジタルマーケティングに活用できませんでした。ブレインパッドには、これらの膨大なデータを活かしたマーケティング戦略の立案から全体設計までを、豊富なナレッジを基にサポートしていただきました。
今後はオウンドメディアとマーケティングオートメーションの連携でお客様のペルソナをさらに具体化し、新規顧客の開拓に繋げたいと思っています。加えて『ゆこゆこネット』上で、旅行代理店の窓口での対面接客のような接客体験の提供や、温泉コンシェルジュによる電話案内の向上などにも取り組んでいきたいと構想しています。
これらの施策は、全て『Rtoaster』がハブとなっており、当社のデジタルマーケティングの『扇の要』と言ってもいい存在です。今後もブレインパッドの支援に大いに期待しています」
このように、Rtoasterは、デジタルマーケティング施策の要として、マルチチャネルでのパーソナライズアプローチの面で大きなアドバンテージと実績を示している。CVR向上という、サイトに求められる大きな課題に対して、こうしたロジカルかつ高精度なマーケティングエンジンは、予約サイトのみならず、幅広いEC事業において、大きな有用性を発揮することだろう。