Yahoo! JAPANが提供するサービスとコンテンツが「2014年度 グッドデザイン賞」受賞

初めての複数受賞

ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は1日、同社が企画した「さわれる検索」「官公庁オークション」「プライムウィンドウ」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2014年度グッドデザイン賞」を受賞したことを発表した。

Yahoo! JAPANとしては初めての複数受賞となる。

インターネット広告の未来形「さわれる検索」

さわれる検索は、インターネット利用のスタイルを「さわる」というこれまでの「見る」「聞く」から更に発展させた新たなコンセプトモデルだ。

音声入力によって認識されたキーワードを3Dプリンタから出力し、「立体物」を実際に生成することで視覚障害のある子供たちの知りたい気持ちに応えたり、子供たちの想像を膨らませたりすることが可能となり、筑波大学附属視覚特別支援学校をはじめとした盲学校の授業でも活用された。

また、このさわれる検索は、インターネット広告の未来形として注目を集めた。

官公庁オークションとは

「官公庁オークション」は、約10年間の実績を持つ「ヤフオク!」の知名度と集客力を活かし、「インターネット公売」や「公有財産売却」などを行うサービスで、インターネット上で各行政機関による行政手続きの一部を実施する。

受賞の経緯には、税金などの滞納者から差し押さえた財産を欲しいと思う人に売却し未納税金の支払いにあてると同時に、物の価値を埋没させずに有効に活用し、同時に新規マーケットを生成している点が評価された。実際に使用するユーザーが多いことも評価のポイントとなった。

プライムウィンドウとは

ユーザーの行動を邪魔せず、かつ広告主も存分に商品をアピールできる仕様で、ユーザーの動きに同期して広告表示に変化を起こし、ポジティブな関心を惹くことで認知率を高めることで、スマートフォンの広告市場において高単価で高い効果のある「ブランド広告」の可能性を切り開いたサービスだ。

スマートフォンの小さい画面に広告主はできるだけ大きな広告を表示させたい、一方でユーザーは広告をできるだけ小さくしてほしいという双方の意向に沿う形で対応させた機能が評価された。