フェラガモが中国大手ECサイト京東商城に初出店
中国の大手EC&小売インフラカンパニー京東集団(ジンドンしゅうだん)(本社:中華人民共和国 北京市/代表:劉強東)は、2018年8月、イタリアのラグジュアリーブランド「フェラガモ」(Salvatore Ferragamo)がECサイト京東商城(JD.com)に初出店したことを発表した。
今回の提携により、京東商城(JD.com)は中国におけるフェラガモの最大販売ルートとなる。
フェラガモも参入。
京東集団の運営する中国でも最大級を誇る京東商城(JD.com)。その販売ルート拡張の勢いは、中国最大のプラットフォームといわれるアリババを抜く勢いだ。
京東商城(JD.com)では、すでに多くの海外ブランドを取り扱っている。
サンローラン(Saint Laurent)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、オスカー・デ・ラ・レンタ (Oscar de la Renta)、マルベリー(Mulberry)など、名だたるブランドが勢ぞろい。
また2018年7月にフランス発祥のバレンシアガ(Balenciaga)も初出店したことは記憶に新しい。どれも中国ECプラットフォームとしては京東商城が中国最大の販売ルートとなっている。
これが、京東商城のフェラガモ
今回の初出店する旗艦店は、従来の靴やアクセサリー、シルク製品や革製品などに加え、オリジナル商品として花柄フラットシューズなどを限定販売。
注目すべきは、京東商城において高級ブランド購入者だけが体験できる「ホワイトグローブデリバリーサービス」になる。
スーツと白手袋を身にまとい、洗練された専属スタッフが電気自動車で商品を配達。配達の瞬間から、特別な時間を提供してくれる。ここが、京東商城がただのECサイトにとどまらない理由のひとつでもある。
中国EC加速の秘密
中国は巨大なマーケットを抱えているため、アプローチ次第ではかなり大きな販売ルートを確保できる。
そこで今もっとも加速しているECといえば京東商城。加速の要因は、余念のないユーザーに寄り添ったサービスの追及だろう。
今後ECで販路を広げていくにあたり、中国という巨大なマーケットと京東商城の手腕いは注目せざるを得ない。