デニーズでスマホ決済が可能に。ランチタイムのレジ待ち時間を解消へ
デニーズ(株式会社セブン&アイ・フードシステムズ 東京都千代田区二番町8-8)は、2018年9月18日(火)より、メニューのご注文、会計が、来店客のスマートフォンで簡単にできる、『デジタル注文決済サービス』を新宿中央公園店にて本格スタートすることを公表した。
QRコードでテーブルから直接注文
今回、本格的に運用が開始される「デジタル注文決済サービス」は、デニーズ店内の各テーブル席にあるQRコードを、スマートフォンで読み込むと表示されるデジタルメニューブックから、注文と会計を簡単に行うことができる仕組みになっている。
来店客が自身のスマートフォンを使って、デニーズの厨房に直接注文を行うこの仕組みは、フリーデザイン可能な電子メニューブックインターフェース技術を持つ「Okage株式会社」のモバイルオーダー「Okage Go 店内版」と、オーダリングシステムを運営する「セイコーソリューションズ株式会社」の「Linktoクラウドサービス」を連動して実現したという。
食事後はレジに並ぶ必要が無い
また電子メニューブックは、季節感溢れる紙のメニューブックの良さを残した、デジタルメニューブックを実現しているそうだ。注文と同時に決済をオンラインで行うため、食事後はレジに並ぶ必要が無い。同社では、こうしたスキームを活用することにより、忙しいお昼どきの「レジ待ちの時間」を解消することができるとしている。
【サービス概要】
・実施店舗:デニーズ新宿中央公園店
・実施日:2018年9月18日(火)より本格スタート
・実施時間:平日11時-15時(平日とは祝日でない月曜日~金曜日)
【利用手順】
◆1.
テーブル上のシールに記載されたQRコードを、来店客がスマートフォンで読込むと、デジタルメニューブックに遷移
◆2.
メニュー画面をタップして注文数を確定すると、決済画面に移行
◆3.
クレジットカード決済、携帯電話料金決済のいずれかの方法で支払を行う
※利用に際し同社が出している注意事項あり。
利用者の回転を上げ、労力削減にも寄与か
このように、今回の新決済システムは、テーブルに居ながらにして注文ができ、会計もレジに並ばずに済むという画期的なものだ。店員と接するのは、基本的に食事が実際に運ばれてくる時と必要に応じで食器を下げる時などに縮減されることになりそうだ。
このことは、食事をする来店客にとっては、店員が来るのを待たずに注文が可能で、食事後はスムーズに会計ができるので、利便性が向上することになる。また店舗にとっても、ホールに割く人員の労力を削減できるだけでなく、繁忙時間帯などでの来店客の回転を上げることにもなり、結果として売上にも寄与することが期待できそうだ。
また現時点では、nanacoカードなどは利用できない模様で、同グループのポイントサービスの連携などで、ECとの相互利用が今後どの程度進むかについても大いに注目されるところだ。