『Shopify AR』の提供開始!ECでのCV向上や返品の低減に寄与へ

ECのミカタ編集部

世界でECを牽引するECプラットフォームShopifyの日本法人 Shopify Japan 株式会社(本社:東京都千代田区、以下Shopify)は、Shopifyユーザーのすべての事業者に対し、ARを利用した商品販売「Shopify AR」の提供を開始した。同社では、ARの技術を採用することにより、従来よりもリアルな商品イメージを消費者に与えることが出来るため、事業者のネットショップにおける購買者増加のサポートすることが可能となるとしている。

世界で支持されるECプラットフォーム

Shopifyは、マルチチャネル販売に対応したクラウド基盤のEコマースプラットフォームだ。Web、モバイル、ソーシャルメディア、マーケットプレイス、実店舗などの複数の販売チャネルを持つオンラインストアの作成、カスタマイズ、管理を簡単に行うことができる。

プラットフォームには、ストアの経営者にとって強力なバックオフィス機能も備えられており、オンライン販売に必要なものすべてはShopifyで一元管理ができるという手軽さが大きな特徴ともなっている。

同社によればShopifyは、安全性・信頼性とスケールの容易さを考慮して設計されており、個人から大企業まで事業規模に関わらず、世界最高水準のセキュリティ・崩れないサーバー・商品登録数無制限、エンタープライズのテクノロジーを提供しているとのことだ。

同社は、2004年にカナダで設立されて以来、約175ヵ国、600,000店舗以上の企業をサポートしており、Google、Nestle、RedBull、ゴーゴーカレー、Tabio、Budweiserなどの大手有名ブランドからの信頼も厚い。

実店舗とオンラインでの買い物体験の隔たりを最小化

実店舗とオンラインでの買い物体験の隔たりを最小化

ARは従来、専用のアプリを開発する必要があったが、Apple社のARクイックルックフィーチャーを活用することにより、SafariのiOS対応機種からARを通して消費者に商品を閲覧できるようになったという。

ARをネットショップに搭載することにより、消費者に商品のサイズや詳細を、場所を選ばずに確認することができるため、実店舗とオンラインでの買い物体験の隔たりを最小化することが可能となるのだ。従来の商品写真だけでは不可能な、すべての箇所やアングルなどを遠くにいる消費者にも、まるで実施に手に取って選んでいるかのような購買体験へと導くことができる。

CV向上や返品低減に寄与

既に海外ではいくつかのShopifyユーザーがShopify ARを使って商品を3D化し消費者に提供しており、これにより、コンバージョンの向上に加え、返品を減らすことを実現できていると同社は胸を張る。

オンラインとオフラインを結んだオム二チャネル化施策は、ユーザーの購買体験を豊かにするだけではなく、自社やブランドのファンを醸成し、ロイヤリティを構築することで囲い込みを実施し、結果として売り上げに直結していくことになる。

そこでのARの活用は極めて有用となるだろう、特に今回の施策では、オンラインとリアル店舗での買い物体験のギャップを最小化する点にもフォーカスしており、幅広い応用が可能となってくるだろう。今後のさらなる展開にも注目したい。

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