【App Annie調査】スマホアプリの6年間。人気トレンドの変化

ECのミカタ編集部

アプリ市場データを提供するApp Annieは、Android Marketの開設から10周年を迎えた『Google Play』の歴史を振り返るレポートを公開。
『Google Play』の「過去」と「今」や、「10年間のダウンロード・消費支出ランキング」を発表し、「2012年から2018年までの各年アプリトレンド」について分析した。

アプリダウンロード数は消費支出と共に世界一を誇る伸び率

Googleは2012年3月、Android Marketの名前をGoogle Playに変更し、アプリの最大許容サイズを拡大した。その結果、リリースされるアプリが増加し、リッチなコンテンツを伴うゲームなどのアプリの品質が向上。この10年で、実に1000万本以上のアプリがリリースされているという。

ダウンロード数は2012年からの6年で29%増と順調に伸びており、特に消費支出では、2015年対比、2017年はほぼ倍増。国別ダウンロードの消費支出ランキングを見ても、日本は累計の消費支出で第一位をキープしている。

非ゲーム系アプリをけん引する「サブスクリブション(定期購入)」

ゲーム以外のアプリではSNSの勢いが強いが、非ゲーム系アプリの消費支出をけん引するのはサブスクリプション(定期購入)サービス。

一定の金額で一定の期間商品やサービスを利用できるサブスクリプションの人気に伴い、スマホからでも簡単操作で購入できるアプリを導入したことで、一気にユーザーの消費意識が変わったようだ。

2012年以降の総ダウンロード数・総消費支出ランキング

ゲームアプリの世界ダウンロード数ランキングに関しては、SubwaySurfersが1位。3Dのアクションゲームとして人気が根強く、全世界でプレイされている。

ゲームの世界消費支出については、日本でも大人気のPuzzle&Dragonsが1位という結果になった。

非ゲーム系アプリの世界ダウンロード数ランキングでは、Facebookが1位を獲得。Facebook社は主力のSNS以外でもダウンロード数ランキングの1~4位を独占するほどの人気ぶりである。

世界消費支出ランキングでは、支払い機能やスタンプの充実で、SNSの枠にとどまらない機能を備えたLINEが1位に。

2012年以降6年間のスマホアプリの軌跡

App Annieのデータから、2012年から2017年までの6年間のスマホアプリの変遷を見てみよう。

【2012年】
日本の人気ソーシャルプラットフォームがモバイルアプリで成功。
バーチャルアバターとスタンプが、ソーシャルカテゴリーにおけるマネタイズの道を開拓した。

【2013年】
アジア太平洋地域のソーシャルプラットフォームがグローバル市場に進出。
LINE、KakaoTalk、WeChatが、国外市場でダウンロード数、消費支出ともに好成績を収める。

【2014年】
LINEのアプリが消費支出トップ10に4本ランクイン。
ダウンロード数では、4つのメッセージンアプリが世界トップを占めた。

【2015年】
マッチング系アプリがモバイルと抜群の相性を見せる。
Tinderが消費支出で成功し、マッチング系アプリの世界的ブームを巻き起こした。

【2016年】
外出先でのメディア消費が急拡大。
Snapchatがダウンロード数を急速に伸ばすとともに、4Gネットワークの普及に伴いモバイル動画消費が拡大した。

【2017年】
動画プラットフォームがアプリストア課金で成功。
サブスクリプションから少額決済まで。人気の動画ストリーミングアプリNetflixとHBO NOW、そしてライブ配信アプリのBIGO LIVEとLive.meがアプリの消費支出をけん引した。

使いやすいサービスとアプリで消費行動を拡大

広告収入を元にした無料アプリも多い中、消費者はゲーム系アプリでの課金、SNSアプリでのスタンプ購入などでアプリサービスに対して金銭を払うという行為に慣れつつあるとも言える。スマートフォンの急速な普及も手伝い、様々なサービスがアプリ化を進め、アプリがあることが差別化であった時代は過ぎ去ってしまったとも言える。

そうなれば、アプリを提供しているEC事業者としては、すでにインフラ化しているLINEや検索エンジンに置き換わろうとしているSNSアプリと狭いホーム画面を奪い合うこととなるため、いかにダウンロードされ、使われ続けるかというのがアプリ施策の大きな課題になるだろう。

もちろん、アプリを開発するにはコストがかかるため、今回発表されたトレンドにあるようなアプリをいかに活用するかが、ポイントになりそうだ。


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