PayPay、ついにAlipayと連携。インバウンド消費を加速

ECのミカタ編集部

PayPay株式会社(本社:東京都千代田区/代表:中山一郎)が提供するスマホ決済サービス「PayPay」は、2018年10月25日より、中国のモバイルおよびオンライン決済プラットフォーム「Alipay」とサービス連携を行った。

今回の連携により、PayPayの加盟店において訪日中国人などによる「Alipay」のQRコード決済を行う事ができるようになり、「Alipay」のアプリで、店舗に掲示された「PayPay」のQRコードを通して購入ができるようになる。

「PayPay」の主な特長
・「PayPay」電子マネーまたは「Yahoo!マネー」いずれかの電子マネー、クレジットカードの2種類から支払い方法を選択できる。

・「ユーザースキャン」方式と、「ストアスキャン」方式の2通りの決済方式に対応し、事業者とユーザーが使いやすい方を選べる。

モバイル及びオンライン決済サービス「Alipay」とは

アリババグループの関連会社アント フィナンシャル サービスグループが提供する「Alipay」は、世界最大規模のモバイル及びオンライン決済プラットフォームだ。中国国内で約7億人以上ものアクティブユーザーを抱えている。

加えて、国内のみならず、海外でも中国人向けのオフライン決済サービスを提供していり、その対応国は40となっており、日本もそのうちのひとつだ。「Alipay」は、アクセススタンプマーク付きの「PayPayコード」設置店で利用することができる。

インバウンド消費を支援

インバウンド消費を支援

日本を訪れる中国人観光客は年々増え続けており、日本政府観光局の調査によると2017年には約735万人が来日。
観光庁によれば、インバウンド消費額は1.6兆円にも達したという。

「Alipay」は、7億人以上ものアクティブユーザーを抱える世界最大規模のモバイルおよびオンライン決済プラットフォーム。中国本土などから来日した「Alipay」ユーザーが、「PayPay」加盟店で決済できるようにすることで、「PayPay」加盟店への訪日中国人の来店を促し、インバウンド消費の取り込みを支援する。

7億人以上のネットワークを日本のマーケットに

近年は消費者の店舗選びも大きく変わってきている。

商品やサービスの質に加えて、商品の独自性や商品を購入した際の特典も重要になっている。事業者側にしてみれば、カード会員、ポイント会員の数の多いサービスなど自社でもつことのできる会員のデータベースは非常に重要だ。会員の分だけ、提供したサービスの需要がある顧客が増えるからだ。

今まで以上に訪日中国人のデータがとりやすくなれば、より需要に沿った商品の提供なども可能になっていくのではないだろうか。

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