ShopifyがCanvathと連携し全日本語対応オンデマンド印刷サービスを開始

ECのミカタ編集部

世界175カ国で60万のアクティブストアが運営されているマルチチャネルコマースプラットフォームを運営するShopify Inc. の日本法人Shopify Japan 株式会社(本社:東京都千代田区、代表:マーク・ワング、以下:Shopify)は、GMOペパボ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:佐藤 健太郎、以下:GMOペパポ)が運営するオンデマンドで商品に印刷をするサービスCanvath(キャンバス)との連携しShopifyアプリストアで初めて、完全日本語対応のオンデマンド印刷サービスの提供を開始した。

これにより、デザインがあれば誰でも簡単にオリジナルのTシャツ、スマホケース、トートバッグなどの商品を作成し、在庫リスクなく1クリックでShopify上に出品・発注が可能になる。

ShopifyとCanvathの連携

Shopifyは、国内外に関わらずにオンライン販売を⼿軽に始められる、クラウド基盤のマルチチャネルコマースプラットフォーム。ウェブ、モバイル、ソーシャルメディア、マーケットプレイス、⼩売店などの複数の販売チャネルを持つオンラインストアの作成、カスタマイズ、在庫連携、売上管理を簡単に⾏うことができる世界最大級のECプラットフォームだ。

オンライン販売に必要なものはShopifyひとつのみという⼿軽さが⼤きな特徴となっている。2004年にカナダで設⽴されて以来、現在まで約175ヵ国、60万以上の企業をサポートしており、⼤⼿有名企業から世界的な著名⼈まで海外、⽇本国内において、多くのブランドから支持されている。

一方、Canvath はネットショップを運営するあらゆる人の在庫リスクを解消するために生まれたサービスだ。スマートフォンケースをはじめてして、Tシャツ、クッション、トートバッグなど25以上ものアイテムが、オリジナルデザインの画像をアップロードするだけで簡単に作成することができる。また、1個からの発注、お届けを実現することで、ショップオーナーを在庫リスクから解放する。3万人以上の方々が利用中で、これまでに40万件以上の出荷実績がある。

その二つのサービスが今回、連携を果たしたのだ。

ネットショップ運営者の在庫リスクを解消

ネットショップ運営者の在庫リスクを解消

Shopify社によれば、従来、商品を作成する際には販売想定数を割り出し、その分の在庫を置きながら各地に配送する必要があり、在庫管理の保管スペース等にもコストがかかっていた。その上、キャッシュフロー、生産性の低下、商品の経年劣化、売れ残り等の様々な問題も生じる可能性があり、在庫リスクが多くのECサイト運営者にとってネックとなっていた。

そこで今回Shopifyは、ネットショップ運営者の在庫リスクを解消するために生まれたオンデマンド印刷サービス「Canvath」と連携することで、デザインや絵さえあればオリジナルデザインのTシャツ、スマホケース、トートバッグなどが簡単に作成でき、Canvath上でのアイテム作成、発注手続きがすべてShopifyの管理画面で行うことが可能となるサービスの提供を開始したのだ。

これにより、Canvathで作成した商品を1クリックでShopifyに出品し、Shopifyプラットフォームが持つ様々なツールを使って簡単に世界に発信できる。また、Shopifyユーザーは少額、少リスクでネットショップの運営を実現することが可能だ。

【Shopifyに導入・連携プロセス】
1.アプリストアより管理画面にインストール
2.販売するアイテムを選択
3.オリジナルデザインの画像データアップロード
4.商品をネットショップで販売

新たなEC事業への参入促進にも期待

今回の連携により、特にネットショップ運営者の在庫リスクを解消の面で大きく寄与することは間違いない。それだけではなく、今まで自身でデザインが出来ながら、さまざまな要因でECに踏み出せなかった多くの作家や事業体にも、参入を促すことにもなるだろう。

世界最大級のECプラットフォームであるShopifyはCanvathとの連携を通して、さらにユーザーに対して新たな価値を提供することになりそうだ。

 ECノウハウ


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事