韓国のノウハウをぎゅっと詰め込んだ越境ECサポート
GMOメイクショップ株式会社(本社:東京都渋谷区/代表:向畑 憲良)は、株式会社コリアセンター(本社:韓国ソウル市/代表:キム・ギロクと提携し、越境EC向けのネットショップ構築・運営代行サービス「フルアウトソーシングforグローバルbyGMOを提供開始する。
3か国語に対応したネットショップの構築から商品撮影やサイトの更新をはじめとする運営業務を、ワンストップでサポートするとした。
背景にはEC業界の拡張。越境ECを広めるために
いま、世界のBtoC越境EC市場は拡大傾向にある。2017年の市場規模は前年比32.5%増の5,300億米ドルに達し、2020年までには毎年20%程度成長するとの見込みだ。
越境EC市場規模を消費国別にみると、2015年時点で1位が米国、2位が中国、3位がイギリス。
アジア圏に限って見ると中国に次いで韓国が大きな市場となっており、2017年のBtoC EC市場規模においても成長率は世界6位。今後は中国に加え韓国向けの越境ECのニーズが高まると見られている。
誰でもグローバル展開が可能になるサービス
GMOメイクショップは、ネットショップ構築ASP「MakeShop」を中核サービスとして展開しており、導入店舗数は2万2,000店舗超。
2017年の年間総流通額は1,480億円に達し、6年連続で業界No.1を達成している。
かねてより「MakeShop」を利用している事業者からも「越境ECを展開したい、という声が上がっていたが、「多言語対応」「国際配送」「現地におけるマーケティングノウハウの不足」などハードルが高く、なかなか導入に至らないのが現状。
そこで今回、韓国のニーズが高まることを見越して韓国版「MakeShop」、世界7ヶ所を拠点に展開する海外配送代行サービス「malltail」を運営しているコリアセンターと提携。
豊富なノウハウと構築システムをアウトソーシングできるサービスを展開した。
「フルアウトソーシング for グローバル」3つのポイント
「フルアウトソーシング for グローバル」は越境ECに必要な各種業務をワンストップでサポートするサービス。
日本語に加え、越境ECニーズの高い中国・韓国の各言語に対応したネットショップの構築から、商品撮影やサイトの更新といった運営、在庫管理や国際配送などの物流、各国内向けのマーケティング施策の実施まで可能とする。
・韓国で6年以上の運用実績を持つネットショップ構築システム
越境EC向けネットショップの構築・運用をおこなうのは、コリアセンターが提供するネット構築システム「MakeGlob(メイクグロービー)」。
韓国で6年以上の運用実績を持つ、越境EC向けネットショップ構築システムで、これをカスタマイズしたものだ。現在までに6,000以上のショップが利用し、多言語展開はもちろんのこと、PayPalやAlipayといった各国の主要な決済手段に対応。
・300万人もの会員数を誇る現地ECメディアを活用
各国内でのマーケティングをおこなうのもコリアセンター。
韓国向けの越境ECにおいては300万人もの会員数を誇る現地ECメディアを有し、集客の向上・売上拡大に活用していく。海外マーケティングのみならず海外におけるカスタマーサポートノウハウもフル活用し、海外からの顧客の問合せ対応もおこなう。
・EC事業者は商品を国内倉庫に送るだけ
最も重要な配送サービスは、コリアセンターが展開する国際配送サービス、8年以上の経験を持つ「malltail」を利用。
小型貨物から大型貨物まで、通関手続きを経たものはほぼ全て配送を可能とする。EC事業者は注文が入ったら日本所在の物流センターに入庫するだけ。
その先は「malltail」が請け負い、船便・航空便の双方を利用した効率的で安全な方法で責任を持って配送する。
越境ECが見せる無限の可能性
ECで世界中にアプローチできるようになってから、EC業界のマーケットは果てしない広がりを見せている。
「フルアウトソーシング for グローバル」のようなサービスによって、誰にでもより多くの国へのアプローチが可能となってきた。
これからはそうした情報をいかに早くキャッチし、自身の事業に取り入れ、展開していくかがカギとなってくるだろう。