「メルカリ カウル」サービス終了へ 機能の大半はメルカリが一元管理

ECのミカタ編集部

株式会社メルカリ(本社:東京都港区/代表:山田進太郎)のグループ会社である株式会社ソウゾウ(本社:東京都港区/代表:原田大作)は、本・CD・DVD/ブルーレイ・ゲームの取引に特化したフリマアプリ「メルカリ カウル」(iOS版、Android版)を、2018年12月17日をもって終了とすることを発表した。

急成長!「メルカリ カウル」

「メルカリ カウル」は、メルカリの中でも本・CD・DVD/ブルーレイ・ゲーム等の「エンタメ・ホビー」カテゴリに特化した使い勝手の向上を目的とし、2017年5月よりサービスを提供してきた。
 リリース以降、「エンタメ・ホビー」カテゴリの取引数は順調に成長し、2018年9月時点、前年同月比で170%を超過した。成長の中では特に、「バーコード出品」機能の評判が高かったことが大きな要因としてあげられる。

バーコードを読み取るだけで簡単出品

バーコードを読み取るだけで簡単出品

 「バーコード出品」機能は出品したい商品のバーコードを読み取るだけで、商品情報(タイトル・著者/アーティスト名・発売日・定価等)が自動で入力され、売れやすい価格も過去の取引傾向から自動で提案する便利な機能だ。
 ユーザーからもかなり好評で、2018年6月には「メルカリ」にも同様の機能を追加されたほどだ。

機能移行のためサービス終了

 バーコード出品や新刊の販売等、「メルカリ カウル」の機能の大部分が「メルカリ」にも追加されたことから、「メルカリ カウル」の提供を終了し「メルカリ」に一本化することとなった。
 「メルカリ カウル」を通じて出品した商品については、「メルカリ」で引き続き利用することができる。

必要な機能は一元化

 EC業界の急成長に合わせ、各企業ではさまざまなサービスや機能が開発・提供されている。ECサイトでの購入、フリマアプリでの出品は、パソコンやシステムが苦手なユーザーにとっては負担のかかるものだ。
それが点在しているようならなおさら混乱を招くだろう。

 より多くのユーザーに利用してもらうために、ユーザーが扱いやすいように、一つのサイトに機能を集中させるのも、ユーザー目線のECサイトやフリマアプリのあり方ではないだろうか。

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