ヤフー株式会社（本社：東京都千代田区/代表：川邊健太郎）とPayPay株式会社（本社：東京都千代田区/代表：中山一郎）は、スマホ決済サービス「PayPay」と「Yahoo! JAPAN」アプリの連携を本日よりスタート。

Yahoo! JAPANでもPayPayによる決済が可能となり、これによってキャッシュレス決済の幅が広がる。

「PayPay」アプリの枠を超える

「PayPay」はこれまで、「PayPay」専用アプリを通じて、バーコードやQRコードを使った実店舗での決済サービスを提供してきた。

今回の連携により、「PayPay」アプリだけでなく、多くのユーザーが使用する「Yahoo! JAPAN」アプリからも「PayPay」が利用できるようになる。

オンラインもオフラインもYahoo! JAPANアプリで

これまでヤフーの提供していた「Yahoo!ウォレット」で決済可能だった実店舗でもPayPayによる決済が可能となり、それに伴い「Yahoo!ウォレット」の実店舗におけるスマホ決済機能は11月5日をもって提供終了。オンライン決済機能は引き続き利用可能だ。

つまり、Yahoo! JAPANアプリを利用すればYahoo!マネーやクレジットカード情報を実店舗とオンラインショッピングの両方で連携することができる。

PayPayとは

ヤフー株式会社とソフトバンク株式会社の合弁会社であるPayPay株式会社の提供するスマホ決済サービス「PayPay」は、QRコードによるキャッシュレス決済が可能となるサービスだ。

ユーザーはスマホのPayPayアプリに表示されるQRコードを店舗で読み取ってもらう、あるいは店舗のQRコードを読み取ることで決済することができる。

アプリを使えばPayPay残高、Yahoo!マネー、クレジットカードから支払いをおこなうことができ、特にPayPay残高は銀行口座から簡単にチャージできることも使いやすい。

アプリの登録は無料、店舗側もPayPayの導入は無料でおこなうことができるため、取り入れやすいキャッシュレスサービスとして注目されている。

広く認知されているYahoo! JAPAN

Yahoo! JAPANアプリは、SNSアプリに次ぐ人気を誇るスマホアプリだ。

その認知度は老若男女年齢問わず幅広く、Yahoo! JAPANとPayPayが連携することは、PayPayの利用者数を増やすことにもつながってくる。

PayPayの利用可能店舗は着実に増えてきており、2020年のオリンピックに向けてキャッシュレス化を促進させようという意図が反映されているのがわかる。EC事業者はYahoo! JAPANの連携によって認知度を上げ、実店舗でもオンラインでも使いやすいPayPayの導入を検討してみるのも良いだろう。