すべてのスマホ決済を一つにまとめる「TakeMe Pay」登場

日本美食株式会社(本社:東京都千代田区/代表:董路〔ドン・ルー〕、以下 日本美食) は、世界各国の様々な決済サービスを一括して利用できるスマホマルチ決済ゲートウェイ「TakeMe Pay」を2019年3月5日にローンチすることを発表。

増えすぎた決済サービス

増えすぎた決済サービス

キャッシュレス化の促進が注目される昨今、特に中国はアリババ傘下のAlipayとテンセント傘下のWeChat Payの普及によって、スマホユーザーの約9割がスマホ決済サービスを利用しているという現状がある。

この普及率は世界全体をけん引する数字であり、東南アジアでもキャッシュレス化は促進、日本でも楽天PayやLINE Pay、PayPayなどのスマホ決済サービスが参入してきたことは記憶に新しい。

一方で、多様化するスマホ決済サービスで、各店舗では混乱が生じているのも確かだ。

各店舗はすべてのサービスに対応するべく、各サービスごとに端末や業務フロー、管理ツールや集計ツールを別々に管理する必要がある。

業界初!スマホマルチ決済ゲートウェイ「TakeMe Pay」

日本美食株式会社は、「日本美食」サービスを2016年にローンチ。

訪日外国人観光客に飲食店の紹介や予約だけではなく、事前決済や、店頭マルチ決済サービスも展開している。

中でもスマホマルチ決済サービス『日本美食Wallet』は、日本で最多レベルの14種類のサービスをカバーし、全世界65ヵ国の観光客が日本美食の加盟店で利用でき、加盟店舗数も日本全国2万店舗を達成した。

本サービスを飲食以外にも展開するにあたり、スマホマルチ決済ゲートウェイ「TakeMe Pay」と名称を変更して、ローンチする運びとなった。

『TakeMe Pay』は「スマホマルチ決済ゲートウェイ」をコンセプトとしてAlipay、Wechat Pay、銀聯などの中国系決済やVisa、Master、Apple Payなどの国際系決済はもちろんのこと、LINE Payなどの国内系決済もまとめ、すべての決済サービスを一つにまとめるサービスとなっている。

店舗側としては一つのQRコードで複数の決済サービスを利用でき、ユーザーも「TakeMe Pay」が対応するすべてのスマホ決済の利用が可能となり、スマホ決済アプリの縛りがなくなる、と双方にとって大きなメリットがある。

企業向けにマルチ決済ゲートウェイSDK『TakeMe Pay SDK』を展開

企業にとって耳寄りなことに、同じく3月中には企業向けにマルチ決済ゲートウェイSDK『TakeMe Pay SDK』を展開予定。

同一端末で複数のスマホ決済に対応できるのはもちろんのこと、ウェブサイトやアプリにも導入可能なため、マルチスマホ決済を導入することで越境ECを容易とする。管理画面も多言語対応しており、海外展開にも有利なサービスだ。

ユーザーニーズを突き詰めれば業界初のサービスを生み出せる

スマホ決済方法の展開が急増する一方で、誰もがいつかこれはユーザーにとっても事業者にとっても不便になるのではないか、と考えたのではないだろうか。

そこに気づいて実際にメスを入れたことで、日本美食の今回のサービスは「業界初」といわしめる結果となった。どんなサービスもユーザーや事業者、使う側の気持ちを理解するからこそ発展するのだろう。

ECノウハウ