京東の物流ノウハウを大展開!京東物流コンサルティングサービス開始

ECのミカタ編集部

中国・小売業No.1の大手EC&小売インフラカンパニー京東集団(ジンドンしゅうだん)(本社:中華人民共和国 北京市/代表:劉強東)は、京東物流コンサルティングサービスを2019年より全面的に開始した。

京東の物流ノウハウを大展開?!

京東の物流ノウハウを大展開?!

本サービスは、京東物流が10年間で培った実績やノウハウを生かし、中国はもちろん海外事業者に物流ソリューションをサービスとして提供する。

物流ネットワークの構築をはじめとし、ソフトウェアの開発まで、各分野でのコンサルティングやプロジェクトを実施。

このサービスを受ける事業者は、既存の物流センターに運営業務の全委託からワンストップサービス、知能化されたサプライチェーンを導入させることが可能となる。

また、「無人倉庫」「アジアNo.1」「無人仕分けセンター」「コールドチェーンシステムなどの京東物流ならではの物流設備と技術も導入でき、京東物流のサポートの下で自社の倉庫設計ができるようになる。

京東のノウハウ(1)スマート物流技術

2007年以来、京東が重ねてきた数多くの技術革新や研究分野において、もっとも大きな実績を上げているといえるのが「物流のスマート化」である。

2014年には、超大型スマート物流センター「アジアNo.1」を上海に建設。

高度なオートメーションとシステム性を、初めて備えたといわれる。

2017年10月には「無人倉庫」を導入。

入庫から出庫まで全工程のスマート化を実現し、中国の技術革新が世界的にリードしたことを証明した。

B2C分野においては世界初の試みだ。

これらの技術の効果は、「独身の日」などの繁忙期においても90%以上のオーダーを届けたことや、受注処理数が物流業界の最高記録を達成するなどの実績に表れている。

京東のノウハウ(2)国際サプライチェーン

この3年間で、京東物流は世界の約110拠点に海外倉庫を設置し、中国国内のみならず世界の物流効率向上に貢献している。

日本をはじめとする1,000本以上の国際物流ラインを持っており、中国を中心に全世界を網羅した「双方向のチャンネル」はワンストップの輸出入サービスを実現。

各国におけるドローン飛行実験やスマート物流センターの建設も進んでいる。

日本でも、2019年2月に楽天と京東物流のドローンや無人配送車など、無人配送ソリューションの技術・設備を提供する提携を結んだばかりだ。

物流業界の発展に貢献

京東は今回のサービスの開始により、物流産業の発展に貢献する。

京東の物流ノウハウを多くの企業・業界に届けることは、今後ますますEC市場を拡張させるきっかけとなりうるだろう。


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