男性のスキンケアに関する調査が実施される【インターワイヤード調べ】
インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「男性のスキンケア」についてアンケートを行い、スキンケアの重視ポイントやスキンケア用品の購入費用、男性のスキンケアにまつわるエピソードなどについてまとめた。調査は2019年1月11日~1月25日にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター3,931人から回答を得ている。
調査概要
調査方法 : インターネットを利用した市場調査
調査期間 : 2019年1月11日~2019年1月25日
有効回答数: DIMSDRIVEモニター 3,931人
スキンケアをする人の割合は?
スキンケア用品を使用してスキンケアをしている人は全体で6割程だった。また、その頻度は「1日に1回・2回程度」との回答がそれぞれ24%程で最多だった。『1日1回以上』スキンケアをしている人の合計は50.2%となり、2人に1人の割合となった。
男女・年代別では、スキンケアをしている女性は9割程に対して男性では4割程であった。また、『1日1回以上』スキンケアをしている女性は83.1%、男性は28.8%であった。年代別で見ると、女性は60代、男性では20代がスキンケアをしている割合が最も高く、 男女ともに70代以上はスキンケアをしない割合が高くなっている。
スキンケアで重視するポイントは?
意識してケアをするパーツで最も多かった回答は「おでこ・ほお」で65.7%。
次いで「まゆ・目のまわり」48.0%、「くちびる・口元」43.4%、「鼻」38.5%となっており、『顔』が上位を占めている。
男女別では、男性に比べて女性は"目のまわり”や"口元”を意識してケアをすると多く回答している。その他「首・首まわり・胸元」、「かかと」、「ひざ」なども女性は気になるようだ。
またスキンケアで重視するポイントは、「保湿、かさつきをおさえる」が71.4%で最も多かった。次いで「皮脂や汚れを落として清潔を保つ」44.0%、「肌のコンディションを整える・保つ」42.2%であった。
男女別では、男女ともに"保湿”を重視しているが、女性は"しわ・ほうれい線・たるみ”、"しみ・そばかす”を防止することも重要視しているようだ。
よく使うスキンケア用品は?
使用しているスキンケア用品で最も多かったのは「洗顔料」で69.3%であった。次いで「化粧水・ローション(フェイスケア)」60.2%、「乳液・保湿クリーム(フェイスケア)」48.9%、「ハンドクリーム」48.2%、「リップクリーム」41.9%と続いた。
また携帯しているスキンケア用品TOP3は、1位.「リップクリーム」35.8%、2位、「ハンドクリーム」29.7%、3位、「洗顔料」9.5%であった。
スキンケアにかける費用はどのくらい?
スキンケア用品の購入者について、女性は9割以上の人が「自分自身」と回答している。男性になると、2割程が「自分自身」以外の人に購入してもらっているようだ。
また1ヶ月あたりのスキンケア購入費用は、「500円~1,000円くらい」が27.8%で最も多かった。次いで「500円以内」23.5%、「1,000円~2,000円くらい」17.9%と続いた。
男性の6割以上の人は1,000円以内で済ませているのに対し、女性は1,000円以上の割合が高く、年代が高くなるにつれて費用をかけている傾向があるようだ。
男性のスキンケアはアリ?ナシ?
男性がスキンケアをすることについて尋ねたところ、「してほしい」・「したほうがいい」の合計は全体で4割程。男女別で見ると、男性35.9%、女性44.3%であった。「しないほうがいい」・「してほしくない」と回答した合計の割合は、男女ともに70代以上が最も高かった。
自分のパートナー・配偶者の男性には、「してほしい」11.7%、「したほうがいい」36.2%であった。20代の女性は、「してほしい」・「したほうがいい」の合計が6割を超えており、若い世代では男性がスキンケアをすることにあまり抵抗はないようだ。
消費者のスキンケアとの付き合い方が明らかに
調査結果にあるように、スキンケアをしている男性は4割、女性は9割だった。またスキンケアで重視するポイントは、「保湿・かさつきをおさえる」が7割となった。
使用アイテムは「洗顔料」がトップで、携帯アイテムが「リップクリーム」が最多だった。また男性の6割以上が『1,000円以内』で男性のスキンケア「してほしい・したほうがいい」が約4割となった
EC市場でも注目されるコスメ関連アイテムだが、今回の調査では、一般の消費者の利用状況がつぶさに浮き彫りとなった形だ。スキンケアは伝統的に女性の利用が多いのは周知の通りだが、男性でも4割が実行しており、今後も伸びしろがあるものと思われる。