MakeShopの上位システム「Axコマース」が遂に登場【GMOメイクショップ】

ECのミカタ編集部

GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長:向畑 憲良 以下「GMOメイクショップ」)は、クラウド利用に最適化したシステム設計によりフルカスタマイズ可能かつアップデート性を両立した新しいECシステム(Ax/EC)を開発した。

その上で令和元年初日となる2019年5月1日(水)より、この新ECシステムを中核に据え、コンサルティングから運用代行、越境ECまで、ECサイト運営に求められる各種機能を統合し、顧客企業の商取引全体をトータルサポートする統合コマースソリューション「Axコマース byGMO(よみ:エーエックスコマース 以下『Axコマース』)」の提供を開始する。

オムニチャネルにも対応した統合コマースソリューション

「Axコマース」はクラウドで利用できる統合ECパッケージだ。フルカスタマイズが可能かつサービス側で随時追加する汎用的な機能は常に最新の状態で利用できるアップデート性を兼ね備えているのも特徴となっている。

新ECシステム「Ax/EC」を中核に、顧客管理(Ax/CRM)、コンテンツ管理(Ax/CRM)、ビジネス・インテリジェンス(Ax/BI)といったシステムコンポーネント群と、連携システムのマーケティングオートメーション(Ax/MA)を提供する。

加えてニーズに合わせて選べるコンサルティングから越境ECまで全6種の連携サービスを用意。顧客企業の商取引全体をトータルでサポートする。特にアパレル・化粧品業界などの業種(ECサイト運営者)から要望の多い、多ブランド展開や多店舗展開、実店舗との連携も可能な、オムニチャネル対応に最適な統合コマースソリューションともなっている。

「Axコマース」の特徴と概要

「Axコマース」ではアパレル・化粧品業界などECサイト運営者から要望の多い、1システムでの複数ショップ運営にも対応しているので、複数ブランドを展開しつつ自社ECモールのような運営が可能だ。

管理画面上でショップを切り替えられるので、専任の担当者が管理することもできれば、ブランドごとに管理者を割り当てるといったこともできる。また実店舗やECサイトを含む多店舗の顧客情報(属性・購入履歴など)と、まだ納品されていない予定在庫も含め全体の在庫を一元管理できるため、オムニチャネル施策など多様ご要望に対応することが可能となっている。

主な機能は次の通りだ。

◆【機能1】中核となるECシステム「Ax/EC」(標準システム)

新ECシステム「Ax/EC」は、最新の3層式のクラウドシステムとなっており、第1層は自由なデザインができるフロント機能を、第2層はカスタマイズ可能なAPIコンポーネントを、第3層に共通管理機能と基盤ソフトウェアをそれぞれ配している。

これをクラウド環境に置くことで、柔軟なカスタマイズ性とアップデート性の両立を可能にしている。またクラウド環境なので、セール等で一時的なアクセス数の急増が発生してもオートスケール(自動増強)するので、表示速度の遅延といった機会損失を防ぐことが可能なうえ、他の利用者(ECサイト)の影響も受けにくくなる。

◆【機能2】顧客対応履歴を時系列で簡単に管理する「Ax/CRM」(標準システム)

顧客管理機能「Ax/CRM」を標準装備しているため、顧客対応履歴を時系列で簡単に管理できる。実店舗やECサイトなど多数店舗の顧客対応履歴もまとめて行うことが可能なので、オムニチャネル対応を目的とした運用をお考えのECサイト運営者は、専用のCRMツールを導入する必要なく利用できる。また任意のデータ項目も簡単に追加できるようになっており、顧客企業のニーズに合わせて顧客属性に応じた管理が可能だ。

◆【機能3】自由なデザインが可能なコンテンツ管理ツール「Ax/CMS」(標準システム)

「Ax/CMS」は、自由なデザインができるテンプレートの管理に加え、HTMLタグを自由に書いたり外部のJavaScriptやCSSのファイルを適用させることができる。これによりフロントとなるWebページを自由にデザインすることができ、ブランドの世界観を意識したページを作成し、他と差別化することが可能だ。運営ショップごとの異なるデザイン制作にも対応している。

◆【機能4】様々な分析結果をわかりやすく可視化する「Ax/BI」(標準システム)

「Ax/BI」ではWebでビジネス展開するうえで標準のビジネス・インテリジェンスツールとして「Google データポータル」等を活用し、様々な分析結果をタイムリーにわかりやすく可視化することができる。例えば、最適なメルマガ配信タイミングがわかる曜日・時間帯別ヒートマップや、性別・年代別の購買単価等がわかる顧客属性クロス集計などの分析機能を、わかりやすく可視化できるダッシュボードで提供する。

◆【機能5】効果的なシナリオメールで優良顧客へ引き上げる「Ax/MA」(標準連携システム)

マーケティング・オートメーションツール「Ax/MA」では、顧客セグメント別分析により、例えば「初めて来店した」、「サイトから離脱した」など顧客ごとの状況を把握し、売上シミュレーション施策の効果を予測する。これによりPDCAを繰り返すことで、効果的なメールシナリオを送信することができる。さらに高機能ながら簡単に操作できるHTMLメールエディターで、ニーズに応じたメール作成が可能だ。

顧客企業のニーズに対応

同社では「Axコマース」提供開始の背景として次のように述べている。

昨今のBtoC市場規模は、2017年には16.5兆円(前年比9.1%増)にのぼり、その中でも特に成長著しいのがアパレル産業で、市場規模は対前年比7.6%上昇、EC化率は11.5%と他の産業と比べても高い比率となっている(経済産業省「平成29年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 電子商取引に関する市場調査」)。

一方でアパレルをはじめ物販系の産業業界においてはECモールから撤退する事例が続いており、実店舗と自社ECサイトとの連携によるオムニチャネル対応やブランド価値の向上などを目的とした自社ECサイト運営へのニーズが高まっている。

しかし、1ブランドの商品数が多いうえ、複数ブランドを展開することの多いアパレルや化粧品業界では、ECサイトを通じてブランド価値を高めるうえで、ブランドごとの世界観を表現できる自由なデザインや、それぞれが独立して売上を分析・管理できる機能などが求められているのも事実だ。

そのような中でGMOメイクショップでは、EC市場の黎明期からネットショップ構築ASP「MakeShop」を提供しており、インターネット経由で機能を提供することでアップデート性に優れているというASPサービスの特徴を活かしながら、ショップ運営者のニーズに応じたサービス拡充を行って来た。

しかしその反面、ASPの特徴であるアップデート性とカスタマイズ性の両立が難しく、ショップ運営者の個別の要望に応じることが難しいという課題があったそうだ。

そこでGMOメイクショップは、顧客企業の要望に応えるべく、フルカスタマイズが可能なうえアップデート性も兼ね備えたECシステムとして、クラウド利用に最適化したECシステム「Ax/EC」を新規で開発し、これに「MakeShop」で培ったノウハウや機能・サービスを結集し、新たなECの統合コマースソリューションとして「Axコマース」を提供することにしたのだ。

これからはMakeShopを活用し、ASPでは対応しきれないレンジにEC店舗が成長したとしても、引き続きGMOメイクショップのサービスでEC運営を行うことができる。長年の信頼関係を崩さずとも、運営を行えることは店舗にとっても思い切りを持って成長の一歩を踏み出せるのではないだろうか。

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