コスメ情報は動画よりも画像重視?10代・20代女性を対象にした「美容系アプリ」に関する調査が実施される
スマートフォンに特化した広告、ネットリサーチ事業を展開する株式会社テスティー(本社:東京都中央区、代表取締役:横江優希)は、若年層を対象に調査した結果を発信する「TesTee Lab」において、10代後半〜20代後半女性2,791名(10代後半752名、20代前半1,010名、20代後半1,029名)を対象に美容系アプリに関する調査を実施した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。
若年女性はSNSでコスメ情報を収集
同社ではまず10代〜20代女性2,791名のコスメ利用者を対象に、コスメに関する情報収集方法を調査している。その結果各年代において「SNS」と回答した人が最も多く、10代後半では約8割、20代では約7割が利用していることがわかった。
10代後半では第2位に「YouTube」、20代では「Webサイト」があがった。「美容系アプリ」と回答した人は10代後半では約4割、20代では約3割という結果になった。
続いて「美容系アプリ」を利用していると回答した人を対象に、利用している美容系アプリ名を聞いている。10代後半・20代前半では「LIPS」、20代後半では「@cosme」が最も多くなった。若年層になるほど「LIPS」の利用率が高く、年代が上がるに連れ「@cosme」の利用率が高くなる傾向が見られた。
意外にも動画より画像重視?
次に美容系アプリ利用者を対象に、美容系アプリ内でチェックするコンテンツを聞いたところ、「コスメレポート(画像あり)」と回答した人が最も多く、70.6%となった。同様の形式である「コスメレポート(動画あり)」は第6位で44.4%となったことから、動画よりも画像でコスメの情報をチェックする人が多いことがわかった。
美容情報をチェックする際に画像や動画によるコスメ情報を重視するかどうか聞いたところ、「とても重視する」「やや重視する」と回答した人は10代後半で89.8%、20代前半で85.7%、20代後半で82.5%と年代を問わず8割以上という結果になった。
美容系アプリの利用タイミングを尋ねると第1位は「暇なとき」で78.8%、第2位は「気になる商品があるとき」で61.3%、第3位は「商品を購入したいとき」で42.7%となった。また美容系アプリ利用者におけるアプリ経由のコスメ購入経験は、10代後半で37.5%、20代前半で36.1%、20代後半で32.7%となった。
レポートでは美容系アプリを利用している若年層女性の3割以上が「アプリ経由でコスメを購入した経験がある」と回答したことからも、ワンストップで購入できる仕組みは親和性が高いと言えそうだとしている。
若年女性のコスメとの関わり方が見えてくる
調査結果にあるように、コスメに関する情報収集方法は10代後半の約8割、20代の約7割が「SNS」と回答。美容系アプリ利用者の8割以上は「画像・動画」を重視し「暇な時」に見る情報が購買契機になるという結果となった。
調査の内容から若年層女性がコスメの情報を調べるには、スマホからSNSを通して行い、かつデータ容量を使う動画よりは画像付きの投稿を参考にしている様子が垣間見えるとも言えるだろう。まさに“イマドキ”の若年層女性のコスメとの関わりが浮き彫りとなる調査となったようだ。