FABRIC TOKYOが丸井より資金調達を実施 丸井のデジタル化も加速する

ECのミカタ編集部

Fit Your Lifeをブランドコンセプトに掲げる、オーダースーツECサービス『FABRIC TOKYO』は、2019年5月に株式会社丸井グループ(以下「丸井」)を割当先とする第三者割当増資を完了したことを公表した。

なお今回の資金調達により、FABRIC TOKYOの設立から増資による資金調達額は累計20億円超となる。

丸井とのシナジーが深化

FABRIC TOKYOは、一度の来店で採寸したデータをクラウド上に保存すれば、いつでもどこでも自分の体フィットしたオーダースーツが購入できる、オフラインとオンラインをつないだビジネスウェアブランドだ。


2019年5月現在、首都圏を中心に関西1店舗を含むFABRIC TOKYO全10店舗のうち、3店舗を丸井グループの施設内で運営している。

丸井グループはデジタル・ネイティブ・ストアとして他社との差別化を図っている。今後の小売はデジタルが主流になることを見据え、従来の百貨店とは異なる店舗づくりを行っている。オンラインとオフライン両方に注力をするFABRIC TOKYOの目指す店舗展開と方向性が合致しているからこそ、2社の目指す店舗の未来はずれることはない。

そうした店舗でのこれまでの実績と、両社の事業戦略への一致からシナジーが生まれ、今回の資本業務提携に至ったのだ。

FABRIC TOKYOが大切にする3つのこと

FABRIC TOKYOでは同社が大切にする3つのこととして次の内容を発信している。

◆テクノロジー 〜最高の品質を、適正な価格で〜

アパレルの販売・生産において、大胆にテクノロジーを取り入れました。お気に入りのスタイルやサイズデータをWEB上で管理でき、だれもが簡単にオンラインで体にフィットした洋服を購入することができます。また、独自のシステムによってオーダー情報を即時に工場に届けることができます。ファクトリーダイレクトでお客さまと生産者である工場を結びつけ、最高の品質を適正価格で届けます。

◆トレーサビリティ 〜いいものへのこだわりを、オープンに〜

普段は決して知ることのない洋服の素材や原料のこと、生産地のこと、流通のこと。それをお客さまに伝えていくことを一つの使命としています。中間流通を介さず、自社で一つ一つ生産者と提携することと、それを包み隠さず伝えるトレーサビリティ(透明性)を重んじ、世の中の情報をよりオープンにしていきます。

◆サステナビリティ 〜未来へつながる暮らしのために〜

持続しない事業に意味はありません。サステナビリティ(持続可能性)において、先進的な取り組みを行うアパレル企業を目指します。わたしたちは誰もが洋服を毎日着ています。それだけ、一人ひとりの影響力が絶大なのです。アパレル業界から持続可能な社会をつくることを続けていきます。

今回の資金調達もこうした同社のフィロソフィーと施策強化に資することになるだろう。

事業を拡げ経営ナレッジを共有

同社はまた今後について、ニューリテール時代におけるD2Cブランドのオフライン戦略を、両社の強みを生かし合う形で協業しFABRIC TOKYOの事業拡大を最大化すると共に、国内では成長過程にあるD2Cブランドの経営ナレッジを、両社で蓄積していく予定としている。

一度の来店で採寸したデータをクラウド上に保存すれば、いつでもどこでも自分の体フィットしたオーダースーツが購入できる、オフラインとオンラインをつないだビジネスウェアブランドFABRIC TOKYO。

丸井からの資金調達は、同社のD2Cおよびオムニチャネル展開という文脈の中で、両社のシナジー強化そしてブランド価値の向上へと寄与することになりうだ。

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