【月額0円プランも】物流ソリューション「はぴロジ」の自動出荷機能が強化　コアシステム「はぴロジASIMS」の新バージョンで実現

2019/05/30

ECのミカタ編集部

流通プラットフォーム「はぴロジ」を運営する株式会社ブレインウェーブは、送料問題を始めとするECにおける物流課題を解析し、分散出荷提唱のパイオニア「はぴロジ」ならではのノウハウを結集して、「顧客企業がもっと自由に物流をコントロールできるように」をテーマに、2019年6月1日（土）に、「はぴロジ」のコアシステムである「ASIMS」の新バージョンをリリースすることを公表した。

月額0円プランも用意

「はぴロジ」とは、全国の倉庫をクラウドシステムが制御することにより、出荷業務の自動化を行う高度な物流プラットフォームと、プラットフォーム上で荷主企業と提携物流事業者を繋ぎ、物流業務を運営する事業の総称だ。

「はぴロジ」のプラットフォームを活用して、①ECの出荷業務におけるデータ変換や同梱物の制御などのバックヤード業務をシステムにより自動化、②プラットフォーム上の複数の出荷拠点を制御により「在庫の分散保管」や「出荷の分散」等を行い、物流効率を最大化する。

＜はぴロジが提供するサービス＞
・自動出荷制御システム「ASIMS」の提供・運営
・流通プラットフォームの運営
・物流アウトソーシング
・受注代行サービス
・物流システムの開発

今回リリースが公表された「はぴロジASIMS（読み：アシムス）」は、出荷自動制御システムだ。全国のEC店舗と約40拠点の倉庫をシームレスにつなぐプラットフォームのコアとなっている。

今までは「はぴロジ」の物流アウトソーシングを依頼していた顧客企業でしか使えなかった同システムが、今回WEBサービスとして利用できるようになった。また料金プランを刷新して「月額0円」で利用できる無料プランも用意される。

強力な物流自動化機能を低コストで

同社では新システムの５つの特徴として次のようにまとめている。

◆圧倒的なコストパフォーマンス

API接続によるショップデータの自動取得や、FBAマルチチャンネルサービスへのAPI接続を備える本格的な自動出荷システムが無料プランでは【月額0円】から利用できる。

※プラン毎に使用できる機能が異なる。詳細は「はぴロジASIMSの紹介ページ」を要参照。

◆ユーザー側で柔軟なカスタマイズ・マッピングが可能に

[高度なマッピング（変換）]
ECの出荷業務の難所、データマッピングを画面上で実現。データ分割や結合、四則演算等にも対応し、プログラミングなしにあらゆるデータを自動変換する。

[柔軟な設定]
パソコン操作が苦手な人でも設定できるよう便利なテンプレートを用意。時間・コストを大幅に圧縮し、スピーディーな稼働が可能となっている。

[分散在庫・分散出荷]
分散出荷のパイオニア「はぴロジ」の分散出荷機能。送料削減や災害対策にも効果のある複数拠点からの出荷制御が設定できる

◆強力な自動化・省力化機能が盛りだくさん

[他システムとの出荷データ連携を自動化]
API機能により、EC サイトや受注管理システムとのデータのやり取りを自動化。
出荷業務を劇的に効率化する（API 対応先は順次拡充）。

[同梱制御を強力に自動化『フィルターアクション』]
あらゆる条件で、チラシやノベルティグッズ等の同梱物を制御。データの自動読み飛ばしやアラートなど、作業要件に応じて柔軟に制御できる。

[日々の業務に便利なメッセージ機能]
荷主とやり取りができるメッセージ機能を搭載。電話の対応に煩わされることなく、LINE 等を使った場合と比べてセキュリティリスクを最小にする。

◆FBAマルチチャネルサービスへAPI接続

FBAマルチチャネルサービスへAPI接続を実現。API対応カートとの組み合わせで365日、自動出荷が行えるようになる。

◆どんなWMSへも接続が可能

API連携が可能な「はぴロジWMS」をはじめ、他社のWMS製品や自社開発のWMSなど多数の接続実績多数。データレイアウトの自動変換が可能なマッピング機能を使えばどんなシステムへも接続が可能だ。

コンセプトは「自動化・柔軟さ・進化」

同社では新ASIMSのコンセプトを次のようにまとめている。

《自動化》
ショップデータの自動取得や、出荷業務の自動処理など物流に関する自動化を強力に推進。

《柔軟さ》
荷主ごとに作業が異なり、複雑化するECの出荷業務を、自由にカスタマイズして作業設計できる。

《進化》
クラウドシステムとして、定期的にアップデートが行われ、より便利なシステムへ進化し続ける。

このようなコンセプトのもと、新システムの利用者であるEC事業者。・メーカー・卸事業者等に訴求し、API機能やタイマー処理による業務の自動化を強力に進めまるとしている。また「はぴロジ」の分散出荷を活用することで、高騰する送料コストの低減にも寄与する方針だ。

ECの生命線とも言える物流。それを取りまく業務が占める比重は、当然にして軽視できない。限られたリソースを有効に活用するには、自動化がカギとなるが、今回の「はぴロジ」コアシステムである「ASIMS」新バージョンのリリースによって、それらの点で悩める多くのEC事業者の課題解決に寄与することになりそうだ。