『LINE Checkout』がサービスイン LINEアカウントや配送情報を加盟店に提供して「利用・決済・配送」をシームレスに実現

ECのミカタ編集部

LINE Pay株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:高 永受)は、コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」上で展開するモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」において、2019年7月9日(火)より、「LINE」内に登録したオンラインショッピングに必要なユーザー情報を「LINE Pay」加盟店と連携し、手軽かつ利便性の高い買い物を実現する「LINE Checkout」の提供を開始した。

ユーザー情報の1度の登録でさまざまなECサイトで活用できる

ユーザー情報の1度の登録でさまざまなECサイトで活用できる

2018年に開催した「LINE CONFERENCE 2018」では、一度登録した配送先や支払いカード情報が保存され、以降はショッピングサイトごとに情報を入力する必要なく手軽に買い物をすることができる「LINE Pay for ID決済」のサービス構想を発表していたが、今回、「LINE Pay for ID決済」を「LINE Checkout」として、正式にサービス提供を開始することとなった。

「LINE Checkout」は、「LINE Pay」オンライン加盟店向けの新サービスで、加盟店が自社のサイトに同機能を実装することで、「LINE」ユーザーの「LINEアカウント」を利用した認証によるログインから、ユーザー自身が「LINE Profile+(*)」に登録したご自身の氏名、住所、電話番号、メールアドレス等のオンラインショッピングに必要な情報を活用できるようになる。

加盟店側で新規の顧客情報取得が不要で、国内月間利用者数8,000万人を超えるコミュニケーションアプリ「LINE」と連携させることで「LINE」ユーザーのサイトへの登録から決済、配送に至るまでをワンストップで提供できるサービスだ。

(*)「LINE」アプリ内では、ユーザーが任意で自身のプロフィール情報を入力し、提携サービスで簡単に利用できる「LINE Profile+」機能を提供しており、「ホーム」タブから、プロフィール設定画面内で入力・管理できる。

導入決定企業・サイト

◆「マイケル・コース」(7月頃予定)

マイケル・コースは、創造性と高いファッション性を備えた、あらゆるシーンで活躍する都会的でスポーティーなコレクションを展開するライフスタイル・ブランドだ。ラグジュアリーな“Jet Set Life”をテーマに、知的で洗練された美しさと着心地の良さでワンランク上の日常を演出する。

今回は、日本の公式オンラインストアでのお買い物において、国内のオンライン・モバイルでのコミュニケーションプラットフォームとなる「LINE」の「LINE Checkout」を活用することで、さらなる顧客利便性の向上を目的としている。

◆「ビスポ」(7月頃予定)

LINE Venturesと本田圭佑氏のKSK Angel Fundが出資する株式会社Bespoが運営する飲食店の『集客』を解決するサービスだ。LINE公式アカウント(@bespo)上で希望の条件や予約日時、ジャンルなどを飲食店にリクエスト。

予約希望日時に空席を持っている飲食店にのみ通知され、即時に飲食店とユーザーをマッチングする。これにより、ユーザーは検索では見つけることができない自分好みの飲食店を発見することができ、飲食店は空席時に効率的に集客を達成することが可能になる。

今回、「LINE Checkout」の導入によって、「LINE」に登録されたユーザー情報を利用したシームレスな予約~決済までを実現する。これによる、ユーザー体験向上と運営コスト削減を目指す。

モバイルフィンテックの世界をリードする存在へ

このように「LINE Checkout」によって、ユーザーはショッピングサイトごとの新規登録や、パスワードの管理、配送先や支払いカード情報を都度入力する手間がなくなり、より簡単に買い物をすることができるようになる。

「LINE Pay」では引き続き、お金の流通で生じる時間や手間・手数料など様々な摩擦をゼロにし、人とお金・サービスの距離を近づけて行き、将来のキャッシュレス・ウォレットレス社会を見据え、モバイルフィンテックの世界をリードする存在になることを目指すとしている。


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