「100万人と目指す再配達のない世界」置き配バッグOKIPPAのYper社が賛同企業を募集

ECのミカタ編集部

置き配バッグOKIPPA(オキッパ)を運営するYper株式会社は、社会問題ともなっている再配達問題の早期解決を目指し、簡易の受け取りを推奨する活動の一環として同活動に賛同する企業を募っている。

再配達を削減する簡易宅配バッグ・ボックス

現在、不在での荷物受取方法として、公共の宅配ボックス、コンビニ受け取り、自宅宅配ボックス、置き配(一部企業が提供)がある。ただし公共の宅配ボックスやコンビニ受け取りは利用率が低迷しており、戸建ての固定型宅配ボックス普及率は1%未満と低い状態だ。

置き配に関しては現在、国交省と経産省が主催する「置き配検討会」で普及への対応が協議されている最中だ。Yper社ではそのような国内の盗難率の低さを考慮すれば、固定式宅配ボックスと置き配の中間に位置する受け取り方として「簡易宅配バッグ・ボックス」の普及を広めることができる可能性があると考えている。

簡易宅配バッグ・ボックスの特徴は次の3点だ。

「工事や固定が不要」で手軽
「不要な時に収納が可能」でスペースいらず
「低価格」で購入しやすい(キャンペーン等で配布しやすい=普及が早い)

簡易宅配バッグ・ボックスの選択肢『置き配バッグOKIPPA』

OKIPPAは、設置工事が必要なく、手のひらサイズのバッグを吊り下げるだけで、玄関口で荷物を受け取れる商品だ。収納時は吊り下げ式にすることで、戸建て住居に限らず、共用廊下である共同住宅でも利用可能で、昨年9月の発売から全国1万2000世帯以上で利用されている。

その約半数がオートロックなしの集合住宅だという。OKIPPAは通常の置き配と堅牢な宅配ボックスの中間に位置し、スペースのない場所にも手軽に宅配ボックス環境を提供できる製品だ。

玄関口に固定する専用ロックと内鍵(ダイヤル式南京錠)が付属しており、盗難や個人情報漏洩のリスクが少なくできるのも特徴だ。専用のOKIPPAアプリと併用することで、OKIPPAバッグに荷物が預入されるとアプリに通知が入る仕組みになっており、盗難が心配な場合には、アプリのプレミアムプラン(有料オプション)で、東京海上日動と共同開発された専用の置き配保険が利用可能だ。

様々なドアノブの形状に対応できるように、専用の結束バンドが付属されており、大抵のドアノブ(L字型、丸型等)には取り付けが可能となっている。

「100万人と目指す再配達のない世界」

昨今のECサイト利用率の増加に伴い、日用品等の低価格商品をより多頻度に購入するユーザーが増加しているが、同社ではこうした代替が効く低価格商品に関しては、商品の受け取り方ももっと多様化できると考えている。

現在、国内で実施されている「置き配(指定場所配送」の年間取扱個数は数百万個に上るが、商品の紛失率はほぼ0%となっている。これは、米国の都市部での置き配の盗難率約1.7%と比較しても非常に低い値となっており、そこに日本の治安の良さを生かした新たな配送方法をインフラ化する可能性が垣間見えるとしている。

日本では1980年代より生協が玄関口への食料品の留め置きサービスを実施しており、現在国内会員数は2837万人となっており売上高比率で約45%が個配を利用する等、一部では玄関前受け取りが習慣化している。

OKIPPAに限らず「簡易宅配バッグ・ボックス」と呼ばれる商品はいくつか存在するが、そうした簡易受取りの普及の課題には、認知度の低さによりユーザー及び配送員の方に「利用が広がらない」ことや、関係者間(EC事業者、配送会社、不動産会社等)で利用に関する共通のルールが定められておらず対応が異なる(=ユーザーの戸惑いが発生)こと等がある。同社では、こうした状況は関係者が協力することで解消できるとしている。

現在、Yperでは「100万人と目指す再配達のない世界」に賛同頂ける企業を募集中だ。再配達のない通販生活を促進するため、無料でOKIPPAアプリへの連携やアプリ内での賛同企業様商品、サービスを紹介する。またEC事業者の場合には、ロゴをサイトや商品購入画面にて自由に使うことが可能だ。

こうした取り組みによって、まさに社会問題ともなっている再配達を軽減し、ECのラストワンマイルを支える宅配物流のひっ迫した状況が改善され、来るべき「再配達の無い世界」に少しでも近づくことが期待される。


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