総流通額は昨対比100%を突破 Shopifyが2018年に達成した実績と新機能を公開

ECのミカタ編集部

世界175ヵ国で80万以上のアクティブストアが運営されているマルチチャネルコマースプラットフォームを運営するShopify Inc. の日本法人Shopify Japan 株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:マーク・ワング、以下:Shopify)は、毎年グローバルカンファレンスとして行っている「Unite」の日本版「Post-Unite Japan 2019」を2019年8月6日(火)に開催し、2018年に達成した数字と共に2019年の新機能を公表した。また日本人の購買傾向をまとめたデータも併せて公表されている。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。

日本国内で最もネットショップの売上がある時期は11月

Shopifyが保有する購買データから日本人の消費者購買行動を分析した結果が公表された。

◆購買傾向

日本はどの国よりもリピーター率が高くリピーターとして同じサイトから購入する傾向にある。

◆時期による購買の変化

日本国内で1年の内で最もネットショップの売上が上がる時期は11月だ。Shopifyのマーチャントはグローバルにビジネス展開しているので、BFCM(ブラックフライデー・サイバーマンデー)、独身の日、クリスマスなどのホリデーシーズン前の年末商戦と関連していると考えられるとしている。

また「バレンタインデー」の週、次いで「ホワイトデー」「ゴールデンウィーク」も売上が大きく上がる時期だ。2017年と2018年を比較すると「ゴールデンウィーク」の売上は2.5倍も成長している。

◆オンラインでの購買習慣

アメリカの消費者は1回のネットショッピングでほかの国よりも倍以上の平均6アイテム購入するのに対し、日本人は1回で平均2アイテムしか購入しない傾向にある。また日本の消費者は購入決定までに平均27.6分かかり、1回あたりの平均出費は約15,308円($141.72)で世界で一番多いという結果となった。

◆購入時間帯

日本のオンラインストアの閲覧および購入時間のピークは22:00だった。なお北米は17:00がピークだ。このピークの違いは、日本人は遅くまで働く文化によるもの、そして北米は9時-17時で働く文化があり、帰宅前に買い物をする傾向があると言える。

◆デバイス

日本人はネットショッピングをする際、携帯電話を使用する率が60%以上と最も高く、次いでパソコンそしてタブレットとなった。

◆購入商品ランキング

日本国内で最も購入が多い商品カテゴリーはアパレルの中でも「シャツ&トップス」だった。

第1位:シャツ&トップス
第2位:本
第3位:携帯ケース
第4位:紅茶&フレーバーティー

Shopifyの新たな機能とアップデートを公開

◆【全く新しいオンラインストアのデザイン体験を提供】

新しいオンラインストアデザインのアップデートにより、ストアのレイアウトや雰囲気をさらにコントロールできるようになり、公開前のデザインの保存とプレビューがよりシンプルになる。マーチャントはコードを編集することなく、オンラインストアの外観をカスタマイズして買い物客からの日々進化する期待に応えることがさらに簡単になる。

Shopify内でビデオおよび3Dモデルにて製品を表示する機能を導入したことで、オンラインで店頭にいるような購買体験を提供する新しい可能性を切り開く。

またパートナーは、サブスクリプション支払いソリューションをShopifyのチェックアウトに直接統合できるようになった。それにより、サブスクリプション対象の商品や、サービスを購入したときに購入者がチェックアウトフローで、Shopifyから離脱しなくなるなどのカスタマイズが可能となる。

◆【グローバル化:海外の買い物客にリーチする新しい方法】

中国語(繁体字)、中国語(簡体字)、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、ヒンディー語、マレー語、ノルウェー語、スウェーデン語、韓国語、タイ語を含む11の新しい言語機能が導入された。これにより、より多くのカスタマーを獲得する機会が得られる。

またShopifyのTranslations APIは、製品、コレクション、ブログ投稿などで翻訳された購入者向けコンテンツのデータを蓄積して活用する。これにより、マーチャントは複数の言語で一貫したショッピング体験を消費者に提供できる。

さらにShopify Paymentsを使用すると、すべてのマーチャントが複数の通貨で販売し、現地通貨で支払いを受けることができる。

◆【注文プロセスの管理や顧客体験改善を支援する新しいバックオフィス配送機能の導入】

新しい配送機能により、さまざまな商品・製品特性や場所ごとに配送料と配送方法の設定が可能になる。フルフィルメントAPIと注文編集機能によって、プロセスを可視化し、いつ、何を、どこで、どうやって配送しているかの情報を把握、管理することが可能になる。

◆【速さと安定:強力なアプリを構築するための最良のツールを提供】

Shopifyでよく使われる機能のライブラリがGraphQLで利用できるようになり、開発者はその速度と効率を活用して、マーチャント向けにより高速で安定したアプリを構築できる。アプリの処理スピードだけでなく開発スピードも上がる。

またShopify App CLI(コマンドラインインターフェース)を使用すると、開発者はすべてのアプリ構築手順を1つのコマンドにラップして数秒でアプリを作成でき、今まで手作業で作っていたアプリの構成が自動生成できるようになった。

さらにShopify App Bridgeは、デスクトップ、Shopify Mobile、Shopify POSなどのアプリをShopifyに直接埋め込み、マーチャントにシームレスなユーザーエクスペリエンスを提供する新しい統合ツールとなっている。これにより、今までウェブとPOSで別々のライブラリを使用していた組み込みアプリが、これ1つで開発できるようになり学習コストが下がっった。

さらに勢いを増すShopify

同社によると日本国内のストア数と総流通額は昨対比100%を突破したそうだ。2018年に日本国内でShopifyを通してストアを運営している数は、2017年に比べ100%増を記録。

また日本国内でShopifyを利用するマーチャントの2018年の流通総額は、前年比100%を突破するなど日本に本格的に進出して以来、年々確実な成長を遂げているという。さらに勢いを増すShopify。それが数字の上でもはっきりと示された形だ。


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