株式会社トゥーワンラボ（所在地：東京都渋谷区、代表取締役：小林淳）が企画・開発する、EC事業者向けのSNSマーケティング支援ツール「imstream（インストリーム）」を、1年間のテストリリースを経て8/26（月）より全てのEC事業者向けに提供を開始した。

インスタ投稿画像の価値を分析

インスタグラムマーケティング支援ツール『imstream (インストリーム)』は、8月26日（月）より全てのEC事業者向けに提供が開始された。EC市場では、SNS・インフルエンサーを活用したマーケティングがトレンドになっているが『imstream』は、そのマーケティング活動をフルに活かし、効果分析までができるツールに仕上がったとしている。

「imstream」は、ECサイトの中にコードを埋め込むだけで、インスタグラムに投稿された画像を自動収集・表示し、投稿に関連する商品への購入導線を管理画面で手軽に設定することができるシステムだ。ECサイト上に表示した投稿画像ごとのコンバージョンを取得でき、画像の価値を図ることができる。

テストリリース期間中には様々な課題を抱えた12のECサイトに導入され、良い結果が得られていという。

◆ECサイトの代表的な課題

・インスタグラムプロモーションと自社ECサイトがうまく連動していない
・インスタグラムプロモーションをやりっぱなしになっている
・効果測定が出来ていない

◆導入したことで得られた結果

・EC利用者の滞在時間の向上
・サイトからの離脱率の改善
・コンバージョンレートおよび売上の向上

画像クリックで商品購入ページへ遷移

「インスタグラムショッピング機能」とは、企業アカウントの投稿に商品名や価格が記載されるタグを付け、タグをタップすると商品の詳細情報へ誘導することができる機能だ。

昨年この機能が登場したことで、インスタグラム利用者は商品をスムーズに購入できるようになり、多くのEC事業者もインスタグラムのフォロワーを増やすことに注力し始めた。現在は、インスタグラマーを起用し商品紹介の投稿をしてもらうプロモーションがスタンダードになりつつある。

一方でプロモーションをやりっぱなしで投稿が埋もれてしまい、せっかくの良質な投稿画像が資産化されていないという課題もあった。「imstream」を自社ECサイトに導入し、インスタ投稿画像をECサイト内でコンテンツ化することにより、ECサイトの既存ユーザーの購入をも促すという手法が取り入れられるようになる。

「imstream」の管理画面には、インスタグラマーの投稿（特定の#ハッシュタグを付けたもの）が自動収集され、EC事業者はクオリティコントロールのために掲載ON/OFFを選択できる。投稿で紹介されている商品ページへのリンク設定をすると、ECサイト上にインスタSNAPコンテンツを表示することが可能だ。ECサイト利用者は表示された画像を一覧で眺め、気に入った画像をクリックするとすぐに商品の購入ページへと遷移する。

購入に至る導線を確保

このように「imstream」でECサイトにインスタSNAPコンテンツを作成することで、ECサイトの既存ユーザーへも魅力的なコンテンツが提供できると同時に、強力な購入に至る導線を確保することができる。

「インスタで『いいね』数が多い投稿画像」がECサイト内でも売上が上がるとは限らない。例えば、フォロワー数が少ないインスタグラマーの投稿画像が、実はECサイトでは売上に大きく寄与していて費用対効果がとても高いことがある。imstreamのレポート機能では、売上に貢献する画像の価値を検証することができ、より効果的なアプローチの構築を支援する。

ECサイトに表示した投稿画像は、インスタグラムのいいね数・コメント数だけでなく、ECサイトでのコンバージョン・売上高などを管理画面上で確認することが可能だ。例えば、商品物撮り写真もしくはコーディネート写真、どちらが売上に寄与しているのか、どのインスタグラマーの投稿が売上に寄与しているのかなどを分析し、次のマーケティング施策につなげることが可能だ。なおレポートはExcel形式でダウンロードできる。

視線を集めるインスタ

2017年の4月24日に公表された経済産業省の「電子商取引に関する市場調査」によると、BtoC市場規模は15.1兆円となり、前年対比で9.9%の増加となっている。成長市場だからこそ新規参入も多く競争が激化していく中で、自社のECサイトのファン醸成・囲い込みの重要性がより一層増している。

その文脈からもSNSを活用したマーケティングやプロモーションの比重はより高まっており、中でもビジュアルが前面に出て、若い世代の女性に絶大な人気を誇るInstagramへの視線は熱いものがある。

こうした状況を前に投稿画像を購入行動につなげることを支援する同ソリューションは、多くの悩めるEC事業者にとって、インスタ上でのコンバージョンに至る動線を強化する上で有力な選択肢となりそうだ。