10〜30代の4割以上が売ることを意識して商品を買う?!【株式会社ジャストシステム調査】
株式会社ジャストシステム(本社:東京都新宿区/代表:関灘恭太郎)は、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2019年7月度)」の結果を発表した。
本調査は、17~69歳の男女1,100名を対象としている。
10〜30代の4割以上が、売ることを想定して商品を買う
調査によると、中古品として売ることを意識して商品を購入することはあるかという問いに対し、「よくある」人は9.2%、「ときどきある」人は25.3%と、全体で約3割が中古品として売ることを意識して商品を購入していることがわかった。
年代別に見ると、特に10〜30代は約半数の人が中古品として売ることを意識する傾向が強いことがわかった。
中古品として売ることを意識して商品を購入する、と回答した人の中でも、「意識した場合は意識しなかった場合に比べて、購入単価が高い」と回答した人が50.4%と半数にのぼった。
特に10代・20代は約6割が、値段が高い商品を購入する傾向にあることからも中古品として売ることが単価の高い商品の購入の助力になっている。
SNS映えを意識する人も増えている
「SNS映えを意識して商品を購入することがある」と回答した人は15.7%、年代別に見ると10・20代は約3割がSNS映えを意識して商品購入を決めていることがわかった。
SNS映えを意識した場合も、やはり購入単価が高くなる傾向にある。更にその中でも、44.8%が「SNS映えする商品は、他の商品と扱いが異なる」と回答。
SNS映えを意識した商品は、汚れないように使用し、箱などの付属品も丁寧に保存、手入れを入念におこなっている傾向が強い。SNS映えを利用してSNSで再販することを意識した結果と言えそうだ。
フリマアプリ、SNSの発展に伴い、若年層の消費行動はすでにここまで変化してきている。
今後企業は、こうした消費行動に即した商品やサービスを展開していく必要がありそうだ。