年内にもLINE Payを導入へ ECサイト構築プラットフォーム『aishipR』の決済メニューとして追加の方針
株式会社ロックウェーブ(本社:滋賀県大津市、代表取締役:岩波裕之)の提供するECサイト構築クラウド型プラットフォーム「aishipR」はLINE Pay株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:高 永受)の提供する「LINE Checkout」を2019年内にも導入する方針であることを発表した。
これにより「aishipR」で構築するECサイト上でLINEアカウントでのログインから配送情報入力、決済までがワンストップで利用可能になる。また決済方法の充実と簡易化でカート落ちを改善しCVRの向上が期待できるとしている。
LINE Pay加盟店向けサービス「LINE Checkout」
「LINE Checkout」は、「LINE Pay」オンライン加盟店向けの新サービスで、加盟店が自社のサイトに同機能を実装することで、「LINE」ユーザーの「LINEアカウント」を利用した認証によるログインから、ユーザー自身が「LINE Profile+」に登録した自身の氏名、住所、電話番号、メールアドレス等のオンラインショッピングに必要な情報を活用できるようになる。
加盟店側で新規の顧客情報取得が不要で、国内月間利用者数8,100万人のコミュニケーションアプリ「LINE」と連携させることで「LINE」ユーザーのサイトへの登録から決済、配送に至るまでをワンストップで提供できるサービスだ。
ECサイト構築プラットフォーム「aishipR」
「aishipR」とはGoogleが推奨するレスポンシブWEBデザインでスマホ/タブレット/PCに一元対応したECサイトの構築運営を容易にできるクラウド型プラットフォームのサービスだ。初期費用20,000円~、月額費用9,800円~。
特徴は、モバイルEC中心設計でGoogleのモバイルフレンドリーアップデートやSEOにも最適、また機能性はクラウド型プラットフォームなので月一回のバージョンアップで最新性が保たれ、また基幹システムや外部ツールとの連携・独自機能追加などのカスタマイズにも対応。
インフラはAWS(アマゾンウェブサービス)を利用し世界最高水準の安全性や安定性とともに最新技術のオートスケーリングなどを活用し、突発的な集中アクセスなどの高負荷にも対応できる。
連携でカゴ落ちを防ぎCVRを高める
ユーザーは決済時にLINEアカウントでログインしパスワードを入力、または、生体認証を行うだけで「LINE Profile+」に登録された配送先情報などをLINE Pay決済に利用することができる。煩わしい情報入力がないため、スピーティーに購入できることでカート落ちを防ぎCVRを効果的に高めることができる。
またLINE Checkoutで利用された個人情報は、ユーザー同意の上、aishipRの加盟店が、自社のプライバシーポリシーに沿ってメルマガ等、マーケティング目的で利用することも可能だ。
上記の他にも「aishipR」「LINE Checkout」ともにモバイルへの親和性が高いサービスであるため、連携によってモバイルユーザーへの訴求力がより高まり、売上の向上が見込めるというメリットがある。
進むECとスマホ決済の融合
昨今の決済方法の多様化を受けて、ユーザーが購入するECサイトの選定方法も以前とは変わりつつある。選定方法の一つとして「自身が希望する決済方法があるか」という点も重視されるようになってきた。
決済の充実が購入の意思決定を行う重要なポイントとなった今、決済方法はより多くの選択肢をユーザーに対して準備して提供しなければならない。その中でも利用サービスのIDとパスワードを入力するだけで決済できるID決済は、現在非常にニーズが大きくなっている。
その中でも、日本で圧倒的な利用者を誇るコミュニケーションアプリ「LINE」の決済サービスである「LINE Pay」が提供する「LINE Checkout」機能はモバイルに強い「aishipR」との親和性が高く効果的な決済手段であることから今回の連携に至ったとしている。ここでもECとスマホ決済の融合が進んでいることを証左していると言えるだろう。