導入2ヶ月で誤出荷が“ゼロ”に 『ネクストエンジン』と『ロジクラ』のAPI連携で実現
Hamee株式会社(本社:神奈川県小田原市、代表取締役社長:樋口敦士、証券コード:東証一部 3134、以下、Hamee)は、クラウド(SaaS)型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」と、株式会社ニューレボ(本社:東京都港区、代表取締役:長浜佑樹、以下、ニューレボ)が提供するクラウド型在庫管理ソフト「ロジクラ」とのシステム連携を開始したことを公表した。
「ネクストエンジン」「ロジクラ」概要
「ネクストエンジン」は、現役ネットショップ「Hamee ストラップヤ」運営の現場から生まれたシステムだ。「受注・発注・仕入・在庫分析」等ネットショップに必要な機能を集約し、上場企業、楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞店舗等、登録店舗数は実に28,814店舗(2019年7月31日現在)にも上る。必要なオプションを追加で購入する「ネクストエンジンアプリ」で機能の拡張が可能で「ネクストエンジン」と連携するアプリを作成・販売するためのプラットフォームを提供している。
一方の「ロジクラ」は、高機能な在庫管理ソフトだ。個人事業主から中小企業を対象にしたクラウド型のサービスで、スマホを使ったバーコード検品・ピッキングや納品書・送り状の発行・追跡番号の記録まで対応。複数倉庫への出荷指示に対応しており在庫管理業務をまとめて効率化できるのが特徴だ。また日々の入出荷業務を行うことでリアルタイムに在庫状況をデータ化して棚卸し業務を支援する。なお導入事業者は7000社を突破している。
導入2ヶ月で誤出荷が「ゼロ」に
今回の両者の連携により、ネクストエンジンの「印刷待ち」もしくは「印刷済み」のオーダーを、ロジクラ機能を使ってiPhoneでのピッキングやiPhoneでのスキャン検品が出来るようになった。
これまでのような伝票を使った目視検品などの作業がなくなり、スキャン検品を安価に導入することができる。実際にテスト導入した顧客事業体の現場では、導入2ヶ月で誤出荷を「ゼロ」にすることに成功しているという。
◆連携アプリの機能
[商品情報を同期]
ネクストエンジンに登録済の商品をロジクラの商品に自動同期。
[入荷データの反映]
ロジクラアプリでスキャン入荷した数量をネクストエンジンの在庫に加算。
[「印刷待ち」もしくは「印刷済み」のオーダーをロジクラに取込]
ネクストエンジンの受注情報をロジクラ経由で倉庫へ出荷指示。
[配送追跡番号の反映と出荷確定]
ロジクラで出荷されたらネクストエンジンに追跡番号の自動反映、出荷済みへアップデート。
[一部キャンセル・受注キャンセルの伝票も反映]
ロジクラに取込後の受注データも更新可能。
◆利用方法
『クラウド在庫管理ソフト「ロジクラ」』を利用する場合、ネクストエンジンにログインの上、サービスURLより申し込める。
アナログ作業を削減しコスト削減にも貢献
ロジクラ連携の背景について次のようなコメントが出されている。
「これまでEC事業者様の多くは、Excelで在庫管理を行いつつ、受注データを紙で印刷して出荷業務を行うなど、アナログな入出荷業務に課題を抱えていました。また、年々増加傾向にある物流コストにより、システム導入に踏み切れない状況となっておりました。この課題を解決するため、Hameeとニューレボにて協議し、既存のシステム連携アプリ『クラウド在庫管理ソフト「ロジクラ」』のAPI連携機能を拡充させ、ネクストエンジンの受注業務からロジクラでのピッキング・検品・梱包業務までのワンストップ化を実現しました」
ECを支える特徴ある2つのソリューションが連携し、受発注から在庫管理までを大幅にデジタル化することが可能となり、事業者の日常業務とビジネスそのものを力強く支援することになりそうだ。