『Oracle Data Cloud』と『PORTO』の連携強化 インターネット広告領域における総合的な価値提供力の向上を目指す
株式会社CARTA HOLDINGSのグループ会社である株式会社VOYAGE GROUP(東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:宇佐美 進典)と日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、執行役社長:フランク・オーバーマイヤー)は、VOYAGE GROUPのブランド広告向けアドプラットフォーム「PORTO(ポルト)」と、オラクルが提供するデータ・ドリブン・マーケティングを支援する「Oracle Data Cloud」との連携を強化することを公表した。
すべての領域において「Oracle Data Cloud」と連携
株式会社VOYAGE GROUPと日本オラクル株式会社は、VOYAGE GROUPのブランド広告向けアドプラットフォーム「PORTO(ポルト)」と、オラクルが提供するデータ・ドリブン・マーケティングを支援する「Oracle Data Cloud」との連携を強化することを公表した。
「PORTO」には、下記3つのプロパティがあり、このすべての領域において「Oracle Data Cloud」と連携するという。
(1)拡張可能な広告配信機能(delivery stack)
(2)データの拡張・統合性(audience stack)
(3)アトリビューション(attribution stack)
消費者の関心を収集して成果向上を支援
「Oracle Data Cloud」は、マーケティング担当者がデータを利用し、消費者の関心を収集し、成果を上げることを支援している。オーディエンス、コンテキスト、測定ソリューションは、世界の上位広告事業者200社中199社に採用され、有力メディア・プラットフォーム各種にわたり、世界100カ国以上で利用されている。
オーディエンス・プランニングから入札前のブランド・セーフティ、コンテキストに応じた関連性、ビューアビリティ、確認、不正防止、ROI測定に至るマーケティングのあらゆる段階で求められるデータとツールをマーケティング担当者に提供。「Oracle Data Cloud」は、オラクルが買収したAddThis、BlueKai、Crosswise、Datalogix、Grapeshot、Moatの先進テクノロジーと人材を有効活用している。
「Oracle Data Cloud」事業にとって国内初の事例
現在、オラクルのサードパーティー・データ・マーケットプレイス「Oracle Data Marketplace」と「PORTO」の「データの拡張・統合性(audience stack)」の連携はすでに開始されている。
今回、Pre-bid対応ソリューションや計測、コンテクスチャル解析といった広範な領域でクライアントのデータ利活用支援で連携する取り組みは、「Oracle Data Cloud」事業にとって国内で初めての事例だという。
また両社で先進的な海外事例を日本に展開共有していくだけでなく、日本での先進事例構築と海外への情報発信を予定しているそうだ。具体的には、最新プロダクト・スキーム(α・β版)をパートナー・クライアントに限定的に提供し、特にブランディング領域におけるKPI構築や、データの新しい利活用の方法を提示する取り組みを展開する予定とのことだ。
今回の取り組みにおいて、「PORTO」と「Oracle Data Cloud」を利用するパートナー・クライアントには、特別価格でのトライアルだけではなく、オラクルのアナリティクスチームのサポートを提供し、プロジェクトを推進していくとしている。
VOYAGE GROUPでは、ブランド広告向けアドプラットフォーム「PORTO」を通じ、ブランディング広告領域への取り組みを強化することで、インターネット広告領域における総合的な価値提供力の向上を目指す方針だ。