株式会社ジャパン・カレント(本社：東京都千代田区/代表：北原信之、以下「ジャパン・カレント」)は、画像分析ツール「Image Projector」を2019年10月15日から提供開始した。
Instagram上に投稿された膨大な画像データから、一般消費者の趣向やトレンドを分析し、マーケティングに活用できる。

Instagramの画像からトレンドを発掘したい！

ジャパン・カレントでは、従来より「AI画像解析レポートサービス」を提供していた。「Image Projector」と同等の機能を使用した、3次元マッピングを活用したサービスである。

この3次元マッピングの手法を見たユーザーから、「Instagram画像から、より早くトレンドになりそうな情報を見つけたい」「画像分類を自分たちで切り口を変えながらやってみたい」との反響があり、この機能のみを切り離し、ユーザーが直接操作できる「Image Projector」の提供を開始することとなった。

画像解析ツール「Image Projector」

「Image Projector」の主な機能は、以下の3つだ。

１）Instagram上の公開画像を、任意のキーワード最大10個までで抽出可能
２）投稿画像を解析し、その傾向を目視で判断できる形に3次元にマッピング・分類
３）ユーザーはマッピングされた画像群を自由に閲覧できる

「Image Projector」は、ハッシュタグで抽出したInstagram上の公開画像を特徴量で解析し、画像を3次元にマッピング・分類して表示する。

この機能によって、膨大な数の投稿画像であってもその傾向や特徴が可視化され、ユーザーは「Instagram上の投稿画像に託された一般消費者の本音」を発見しやすくなる。

アパレル業界での活用にも期待

Instagramには、企業・ユーザー問わずファッションをテーマにした投稿も多い。

その点に着目すると、アパレル業界での活用法として、自社商品のファッションをブランド別、色、年代、モデル、スタイリスト別などで分析、その結果を受け、商品の見せ方、並べ方を検討し、販売戦略に活用することも期待できる。

マーケット調査やヒット商品予測、プロモーション企画担当など、Instagram上にユーザーが投稿する画像から、新しい発見や各種調査に役立つことが見込まれている。