半数以上がスマホ決済アプリを利用していない。キャッシュレス化後進国日本の現状
ベースメントアップス株式会社(本社:東京都渋谷区/代表:中林義太郎)が運営する、より良い条件で退職するためのノウハウや情報がまとめられたサイト「退職の前に読むサイト」編集部は、「スマホ決済の利用者数」について調査した。
半数以上がスマホ決済アプリ未利用
調査によると、53%がスマホアプリ決済を「登録さえしていない」13%が「登録しているが利用していない」と回答した。
原因として、日本人の多くが現金主義であることが挙げられる。
多くの日本人が現金の方が安全だと考えており、セキュリティ面での不安や使い方がわからない、などの理由でスマホアプリ決済を利用していないという現状があるようだ。
キャッシュレスのメリットを知る人は積極的に利用
一方で、「週に1度は利用している」人は19%、「毎日利用している」人は15%という結果になり、積極的に利用している人も一定数はいることがわかった。
現金を持ち合わせていないときに利用できる利便性の高さや、キャンペーンのタイミングなど、お得に買い物できる時を狙って利用するなど、キャッシュレスのメリットを知る人は積極的に活用する傾向に見られる。
日本がキャッシュレス後進国と言われるワケはセキュリティ意識
多くの人が知るように、経済産業省は「キャッシュレス・ビジョン」という目標をかかげ、日本のスマホ決済率の引き上げを行っている。キャッシュレスにすることによって、偽札が出回らなくなること、販売のオートメーション化が進むと言われている。
具体的な施策としては、コンビニなどでスマホで決済した場合は、消費税増税分を還元するなどして、キャッシュレス化を推し進めている。利用者の中にはお得に買い物できる、小銭を出す手間が省ける、などのメリットから利用している人も多いのではないだろうか。
利用しないと考えている消費者の多くはセキュリティ面における不安が理由になっている。今後キャッシュレス化を推し進めていくには、キャッシュレス化のメリットやスマホ決済アプリのセキュリティ面など、正しい情報を拡散していくことが要となってくるのではないだろうか。