ZOZOが中国に再進出!OLIVE、ROPE'など全177ショップが出店

西村 勇哉

株式会社ZOZOは中国版ZOZOTOWN「ZOZO」のサービスを12月10日に開始したと発表した。

現地法人との連携によるフルフィルメント支援を可能に。

兼ねてから発表していたZOZOの中国進出。リリース段階では全177ショップが出店している。今後も出店数は拡大予定だ。

内容としては、中国国内に現地法人「上海走走信息科技公司(Shanghai ZOZO Co., Ltd.)」を置き、メディア編集や翻訳等の業務、中国への配送や通関などの一連のフルフィルメント業務、CS業務など中国進出を全面にバックアップする。

この結果、アパレルブランドは追加のコスト無しに、中国展開が可能となった。

中国版「ZOZO」の特徴

中国版「ZOZO」の主な特徴は以下の通り。

・ファッションメディアEC

WEARに今まで蓄積されたコーディネート投稿や、トレンド情報などを発信することで日本の文化に触れながら、ファッションを楽しんでもらうとしている。

・出店ショップ・ブランドの世界観を発信

ZOZOTOWNが運営することで、出店ブランドの世界観をしっかり伝えられる。

・日本国内の「ZOZOBASE」から中国へ越境発送

販売代行手数料は変わらずに、注文が入ったらZOZOBASEから発送される。

・出店ショップの中国展開をサポート

中国独自の法律や政策にZOZOが対応することで、ブランド側の負担を軽減。そのほかにも決済、システム開発、商標登録支援なども行う。

ZOZOはグローバル企業として成長するのか

前回中国に進出した際には1年と少しでクローズしたという失敗経験がある。その経験をバネにした今回のリベンジ進出。代表が交代し、ソフトバンクグループとして初めての大きな挑戦となる。

日本を代表するファッションプラットフォームが中国で成功するかどうかは、国内のブランドの多くが注目しているところだ。日本のファッションと中国消費者の親和性、ZOZOの対応力、今後の海外ファッション展開など、様々なことが占えるであろう今回のZOZOの挑戦。

中国市場が一筋縄でいかないのは、ZOZOが一番よくわかっているだろう。その上で踏み切った中国進出には期待できるのではないだろうか。


記者プロフィール

西村 勇哉

メディア運営事業部 編集チーム所属
見た目はヒョロイのに7歳から空手を習っています。
他にも水泳、サッカー、野球、弓道の経験有り。
たまにメルマガに登場しますが乃木坂46の話しかしません。
連絡先→nishimura@ecnomikata.co.jp

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