『Cake.jp』が単月売上1億円突破 ブライダル事業が好調・体験型サービスの提供への注力が奏功

ECのミカタ編集部

株式会社FLASH PARK(本社:東京都新宿区/代表取締役:高橋 優貴)は、日本最大級のケーキ専門通販サイト「Cake.jp」の2019年12月単月売上が1億円を突破したことを公表した。

200店舗の洋菓子店が加盟

Cake.jpは200店舗の洋菓子店が加盟し、3,000種以上のラインナップを揃える日本最大級のケーキ専門通販サイトだ。「感動が集まる場所をもっとハッピーに」をコンセプトとして「お祝いされる人」「お祝いする人」「洋菓子店」全ての人たちに感動を提供できるサービスを目指して運営されている。

個人での誕生日や記念日のお祝い、法人のイベントやパーティ、ブライダルなど、さまざまなシーンにフィットしたケーキを自宅や会社、レストラン、宿泊先まで全国各地へ配送。その同社は2019年12月、ついに単月売上1億円を突破した。

ブライダル事業の成長率300%を達成

ブライダル事業の成長率300%を達成

同社は1億円達成の要因として次のように述べている。Cake.jpを利用する顧客のリピート率は年々増加傾向にあるという。誕生日祝いでの利用に加えて、バレンタインやひなまつり、ハロウィンなどの季節商品の特集やリアルイベントの企画に注力してきたそうだ。その結果、様々なお祝いシーンでの利用が進み、今回の単月売上1億円突破の大きな要因となったとしている。

またCake.jpは2018年よりブライダル領域にも進出し、全国の結婚式場へのウェディングケーキ宅配を開始している。2019年にはウェディングケーキのラインナップを一新。また、ウェディングプランナー向けにケーキ発注システムの提供を開始した。フルオーダーケーキに加えて充実した商品メニューが提供できることや、手配業務を効率化できることが、式場のサービス向上につながる点などが評価され、サービス利用式場数が大幅に増加したことで、昨年比300%の売上を達成した。

体験型サービスの提供に注力

同社は今回の公表に際して次のように述べている。

「近年、体験型のサービス・コンテンツが人気となっております。Cake.jpが提供する宿泊先でのケーキのお祝いは、お客様のかけがえのない思い出を作る、体験型のサービスであると捉えています。Cake.jpは、お客様が宿泊先でのお祝いに成功することが重要な顧客体験であると考え、提携施設へケーキをお届けするだけでなく、花束など合わせて贈る商品の提案から、サプライズのための提供タイミングの調整まで、顧客体験を見直し、サービス改善を行ってまいりました」

洋菓子、特にケーキは言うまでもなくインターネットが普及するはるか以前から日本の消費市場に浸透してきた。非常になじみのあるアイテムのひとつだが、こうした分野においてもEC化で大きな商機のあることを証左しているとも言えるだろう。また同社も述べているように、「『モノ(商品・サービス)提供からコト(経験・体験)提供』へ」といった、消費者のライフスタイルと消費への向き合い方、市場動向の変化などを的確にとらえた結果の金字塔とも言えそうだ。


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