高度化・悪質化するデジタル広告詐欺に対処する『SHERAD BLACKLIST MEMBERS』プログラムにアクセルマーク社が参画
アクセルマーク株式会社(本社:東京都中野区 代表者:尾下 順治 証券コード:3624)が提供するネットワーク『ADroute』は、株式会社Phybbit(東京都港区、代表取締役社長:大月 聡子、以下「Phybbit」)の広告業界健全化プログラムSHARED BLACKLISTに賛同し「SBL MEMBERS」に参画した。
社会問題化するデジタル広告詐欺
アクセルマーク社が提供するネットワーク『ADroute』は、Phybbit社のSHARED BLACKLIST(シェアード ブラックリスト、以下「SBL」)プログラムに賛同し「SBL MEMBERS」に参画した。SBLとはSpiderAFが提供する広告配信事業者同士でアドフラウドの情報を共有するブラックリストで、各社が一丸となって広告業界の健全化を目指す日本初の新しい取り組みだ。
アドフラウド(広告詐欺)とは、インターネット広告配信において人間がアクセスしたように見せかけて広告を表示させ、広告費を詐取する不正行為のことだ。その手口は年々高度化・巧妙化しており、日本でも認知度は上がり社会問題となりつつある。SBLではアドフラウドを撲滅すべく、各社で保持していた情報を共有することで未然の防止、広告業界の健全化を促進するとしている。
SBL MEMBERS としての新たな取り組み
◆広告業界全体の基準でアドフラウド判断を審査
SpiderAF利用各社によるブラックリストに加え「SpiderAF監視チーム」による目視確認パトロールを実施することで、今まではグレーであった人為的なフラウド判断の審査基準を一定に保ち、アドフラウド対策やブランドセーフティにつながる安全性の確保に努める。
◆事前のアドフラウド対策を徹底・さらに高精度なブラックリスト
情報を共有することで「不正・ブランド毀損サイトorアプリ」かどうかあらかじめ確認でき、事前のアドフラウド対策を強化できる。また毎日何十億ものデータを解析かつ国内の過半数以上の広告配信事業者の参加するブラックリストなため高精度だ。
ブランドセーフティを向上
ADroute(アドルート)では、これまでもアドフラウド対策を定期的に進めてきたが、近年の巧妙化する手口にスピード感をもって対策を行い、より透明性の高い広告をユーザーに届けるため参画を決定したそうだ。
これにより、広告主は不正な広告表示を行うサイトやブランドを毀損するサイトを事前に判断することでブランドセーフティを向上させることが可能だとしている。同社は今後についても、アドネットワーク業者として広告業界に蔓延する不適切な広告表示問題に取り組み、アドフラウド撲滅を目指す方針だ。
ECにおいてもデジタル広告は有力なプロモーション手段であるが、デジタルであるがゆえに、そのテクノロジーを逆手にとった不正や違法行為が後を絶たない。アドフラウドもその最たるものだが、今回の参画にみるように、広告事業者自身が不正に対応するためのネットワークを構築することは、そうした不正・違法行為に対処し、健全な業界環境を形成する上でも有効な施策となるだろう。