婚礼ギフト選びと配送をスマートにする『T-PORT』の提供を開始 式場500会場への導入を目指す

ECのミカタ編集部

オリジナルブライダルギフト事業・結婚準備サポートシステム事業運営の株式会社タイムレス(東京都中央区、代表取締役社長:横田哲郎)は、全国婚礼運営企業に向けてシステム上で発注及び顧客管理ができる自宅配送型ギフトシステムT-PORT(ティーポート)を2020年3月より提供を開始することを公表した。

商品や式場に付加価値をもたらす

同社がまとめるT-PORTの特徴は次の通りだ。

◆顧客満足度の向上

ゲストリストの作成から引出物の選択、注文までスマートフォンもしくはパソコン上で操作することが可能だ。LINEやメールを通してゲストが名前や住所などの必要な情報を入力することができるため、手間なく配送先のリストを作成できる。またギフトの内容はゲスト一人からT-PORTを利用することができるので個々に合わせたギフトを選べる。

◆参列者満足度の向上

ギフトは結婚式翌日以降に届けられるので遠方の人でも帰り道の荷物の心配はない。またゲストによって配送日指定も可能で贈り先に合わせて贈り方の変更もできる。

◆商品力向上

掲載アイテムは商品開発や商品選定にこだわりをもつ「THE TIMELESS GIFT COLLECTION」より人気アイテムを抜粋。「THE TIMELESS GIFT COLLECTION」のみの取り扱いブランドからオリジナルアイテムなどを掲載しており、自宅配送型ギフトでも高いクオリティを保つことで他社との差別化を図ることができる。

◆業務負担の軽減

プランナーの業務時間の削減をはじめ、ギフトの入れ間違いなどといったヒューマンエラーの防止なども含めて業務改善につなげることが可能だ。

◆持込防止への対策・利益向上

約20%の新郎新婦は結婚式場提携外のインターネット通販もしくは店頭でギフトを購入している。T-PORTのゲストリストを招待状作成に活用することができるため、早い段階でアプローチすることでギフトの持込を防止することが可能。さらにプランナーは管理画面で新郎新婦が登録した情報を確認してから発注できる仕組みとなっている。

T-PORTのシステム利用時における流れ

T-PORTのシステム利用時における流れ

<婚礼運営企業>
1.株式会社タイムレスより専用の会場アカウントの発行
2.新郎新婦情報登録、アカウントの発行
3.注文内容の確認・正式発注

<新郎新婦・ゲスト>
1.ゲストリストの作成又は、ゲストによる住所登録
2.アイテムの選択・注文
3.後日にギフトボックスを配送
※披露宴の当日は「卓上カード」を通して、ゲストへ自宅配送型ギフトを通知

式場500会場への導入を目指す

式場500会場への導入を目指す

同社ではT-PORT誕生の経緯として次のように述べている。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2019調べによると、ギフト選びに『持ち運びが楽なこと』を重視した新郎新婦は全体の25%、さらに、メインギフトでは軽くお持ち帰りいただけるカタログ式ギフトを選択する新郎新婦は70%以上にも及びます。また、ブライダル市場においてギフトをゲスト宅に直送するサービスは2012年ごろから登場。今では10~15%の新郎新婦がご自宅配送型ギフトを選択し、さまざまな技術の発展によりギフトの選び方も多種多様になりました。T-PORTのシステムを開発することで、婚礼運営企業の課題にも対応が可能となり、かつ顧客満足度を高めるご自宅配送サービス提供で実現していきます。『TIMELESS』の『T』と、多くの荷物や人が行き交う『港』を意味する『PORT』を用いて、『人と人との繋がりを大切にしてアイテムを提供する場所』という意味を込め、T-PORTというシステム名を称しました」

また今後の展開として、引出物のソフト力の向上と共に業務的な課題を持つ全国婚礼運営企業への案内を進めてサービスの向上を目指し500会場への導入を目標とする方針だ。これまで引き出物をはじめとするギフト市場はカタログという従来の紙ベースでのやりとりが一般的になってきた。逆に言えば、そこではデジタル化・EC化の余地が伸びしろとして大きく眠っていることも意味する。同社の今回のソリューションの展開によって、そうしたブライダル業界、ひいては日本の婚礼文化に新風をもたらすことになるのか注目と言えそうだ。


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