スタートアップ段階のD2C企業を支援する『D2Cロジマ』の提供を開始 オープンロジとレターズの提携で実現

ECのミカタ編集部

株式会社オープンロジ(本社:東京都豊島区、代表取締役CEO:伊藤秀嗣、以下オープンロジ)は、株式会社レターズ(本社:東京都渋谷区、代表:布施健 /大迫雄毅、以下レターズ)と業務提携を実施した。

無料のキャンペーンも実施

物流プラットフォームを運営するオープンロジ社は、荷主・倉庫会社・物流会社をネットワーク化し、個別見積もり不要・従量課金で利用可能な物流Eコマースサービスを提供している企業だ。同社は、D2Cマーケティング支援のレターズ社と業務提携を実施した。

提携を通してレターズが提供するD2Cスタートアップ企業の立ち上げ支援サービス「D2Cロジマ」で、オープンロジは物流面のサポートを担うという。またサービス開始を記念して限定5社に「D2Cロジマ」のマーケティング支援費用初月無料・倉庫保管費3ヶ月無料で提供するキャンペーンを実施するとしている。

◆「D2Cロジマ」サービス概要

[対象]
D2Cブランドの立ち上げを行う起業2年以内のスタートアップ企業

[サービス内容]
1)ECショップの構築
2)マーケティング戦略立案
3)物流オペレーションの構築・支援・運用

D2Cの抱える物流面の課題に対応

D2Cの抱える物流面の課題に対応

近年、ブランドの世界観を表現するために、D2Cという形態でECをスタートするメーカーやクリエイターが増えてきている。一方で同社は、D2Cビジネスを軌道に乗せるには、商品開発、マーケティング、サイト運営、物流など検討・実施が求められるが、とりわけ物流面についての課題として以下のようなものがあげられるとしている。

- 初期の少ない物量に対しても固定費が必要となる一般的な物流委託の費用は割高

- 事業が成長した場合、倉庫スペース・人員の柔軟な確保が困難

- 海外にも販売をしていきたいが、自社に海外配送のノウハウがない

- 少人数で運営しているので、物流業務にリソースを割けない

このような課題を前にオープンロジ社は、レターズとの業務提携を通じ、自社ブランドの立ち上げ、マーケティングや物流オペレーション構築で「どうしたらいいか分からない」というD2Cスタートアップ企業の課題に、よりワンストップな支援が可能になったという。

D2Cと親和性の高いオープンロジ社のサービス

オープンロジ社は、これでまでも幅広いD2C企業の物流サポートを提供してきた。ロジスティクスに強みを持つ同社は、「商品1個から対応・固定費不要・保管料と配送料が従量課金制・クラウドシステム」といったアドバンテージを持ち、それはD2Cスタートアップ企業との親和性も高いと言えるだろう。

今回、同社はレターズ社との連携を通して、特にスタートアップ段階にあるD2C企業のECビジネスをトータルに支援するサービスの提供開始にこぎづけた。EC市場のみならず各方面から注目されるD2Cモデルだが、そのローンチを目指す事業体にとっては有力な選択肢となりそうだ。


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