化粧業界初!コーセーがSTAFF START導入。オンラインで現役美容部員からメイクと美容を学ぶ
株式会社バニッシュ・スタンダード(本社:東京都港区/代表:小野里寧晃、以下「バニッシュ・スタンダード」)は、実店舗の販売スタッフのオムニチャネル化を推進するアプリケーションサービス「STAFF START(スタッフスタート)」を2020年3月25日より株式会社コーセー(本社:東京都中央区/代表:小林 一俊、以下「コーセー」)に導入した。
オンライン上でも顧客に最適な化粧品の商品提案が可能に
STAFF STARTは、これまでアパレル業界で800以上のブランドで活用され、店舗の販売スタッフがコーディネート投稿などで自社通販サイト上でも販売に貢献してきた。
今回の導入によって店舗の美容部員がメイク画像、スキンケアアイテムの紹介画像の投稿などを自社通販サイト上で公開する。
様々な肌色や肌質、顔立ちの美容部員の投稿を通じ、顧客に対しオンライン上でも最適な商品提案が可能になることが期待されている。
化粧品業界へのSTAFF STARTの導入は、今回が初めて。
女性のメイクや美容の悩みをオンラインで解決できる
メイクや美容は他者からの印象に大きく関わり、多くの女性にとって一大関心事である一方で、本当に自分にあったスキンケアやメイクを実現してくれる化粧品を見つけるのは困難だ。
コスメを購入する場所も、各ブランドの店舗だけでなく、ドラッグストア、スーパー、コンビニ、ECサイトなど多岐にわたり、多くの人にとって、その時の自分に最適な商品がどれかを提案してもらったり他者からのアドバイスを受けたりしながら商品を選ぶ機会は決して多いとは言えない。
SNSやクチコミサイト、雑誌などで常にたくさんの情報が提供されてはいるが、その中から自分の肌に合ったスキンケアアイテムや自分の魅力をより一層引き出すメイク方法の情報を選択することも簡単ではない。
この度STAFF STARTの導入により、コーセーの総合美容情報サイト「Maison KOSÉ(メゾンコーセー)」にて、店頭に立つ現役の美容部員のメイク画像、スキンケアアイテムの紹介画像の投稿がスタートする。
投稿する各美容部員の特徴として、「年代」や「肌質」「肌色」や「まぶたのタイプ」の情報が記載されており、サイトに訪れた顧客は自分の肌の特徴や顔立ちにあった美容部員のメイク投稿を参考に商品を選ぶことができる。
また、スキンケアアイテムでも、美容のプロである美容部員が専門知識や商品に関する深い理解のもと、それぞれの肌質に合った商品の使用感やポイントをレビューすることで商品選択の参考となる情報を提供する。
雑誌のモデルや芸能人ではなく、美容部員という等身大の身近なお手本を通じ、さらに、美容部員のもつ商品知識やメイクスキルを学ぶことにより、それぞれの顧客がオンライン上でも本当に自分にあったコスメを見つけ出すことが可能となる。
顧客はもちろん、美容部員も生き生きと輝ける
公開に先立ち、2020年2月上旬、美容部員の方向けにコスメ・ビューティー領域で人気のインスタグラマー常岡たまき氏によるメイクアップ画像撮影の勉強会が開催された。
勉強会では、Maison KOSÉに所属する美容部員が、常岡氏の実践する魅力的な商品の撮影方法や解説方法を学び、実際に商品撮影を行った。
より顧客に役立つ情報をわかりやすく発信することで、メイク画像を通じた商品選びやコミュニケーションが活発になることが期待される。
STAFF STARTはアパレル業界を中心に811のブランドに導入され、STAFF STARTのコンテンツ経由での売上合計として2019年の年間流通額は412億円を達成した。
今回のコーセーへの導入により、化粧品業界においても販売スタッフ(=美容部員)を基軸とした新しいオムニチャネルの形が生まれることが期待される。
STAFF STARTを通じ、店舗に所属する美容部員が、自らの「好き」と「得意」を活かしていきいきと働くことのできる環境を提供していく所存だ。