今勢いのある動画広告とは?特徴や種類・向いている業界を解説!

ECのミカタ編集部

今勢いのある動画広告とは?特徴や種類・向いている業界を解説!

スマートフォンが普及し、動画サイトやSNSを閲覧するユーザーが増えたことによって、動画広告市場は急速に伸びています。それに伴って、多くの企業が動画広告に力を入れる企業も増えています。そこでこの記事では、動画広告にはどんなメリット・デメリットがあるのか、動画広告にはどんな種類があるのかなどについて解説します。

動画広告とは

この段落では動画広告はどんな特徴を持っているのか、どんなメリット・デメリットがあるのか解説していきます。

動画広告のメリットは情報量が多いこと

テキスト広告やバナー広告だと、文字・画像を厳選し、情報を必要最低限に絞って制作しなければいけません。それに対して動画広告だと、ユーザーに伝わるように情報を厳選する必要はあるもののバナー広告ほどではなく、多くの情報を盛り込むことができます。それに、動画広告なら文字・画像など視覚的なものだけでなく音声や音楽など聴覚的な情報も盛り込むことが可能です。

しかも実際に商品やサービスを使っている様子を動画に盛り込めば、ユーザーも自分が使っている様子をイメージしやすいでしょう。そのため、動画広告の方が商品・サービスのイメージを伝えやすく、それにユーザーの印象にも残りやすいと言えます。実際にデンマークのマーケティング会社「adform」の調査にて、バナー広告と比べて動画広告の方がクリック数が多いことがわかっています。

制作に費用と時間がかかる点に注意

動画広告はメリットが大きいですが、もちろんデメリットもあります。通常のバナー広告よりも効果が大きいことが期待できますが、ただ作った配信するだけでは視聴してもらうことができず、効果を期待できません。したがって、動画広告を制作するにあたっては、最初の数秒でユーザーに興味を持ってもらえるような演出をし、広告を飛ばさず最後まで見てもらう工夫が必要でしょう。また、動画サイトやSNSのユーザーは、ストレスなく動画を観たいと思っている人が大半であり、自分が観たい動画の視聴の妨げとなる動画広告に対して嫌悪感を持っている人も多いです。このような人に対しても不快感を持たずに動画を最後まで観てもらうというのはかなり難しいと言えます。

そこで、クオリティの高い広告を作ろうとすると、コストだけでなく企画の段階で手間や時間がかかってしまいます。そのため、動画広告を制作するにあたっては、時間もお金も必要ということを理解しておく必要があるでしょう。

動画広告市場は伸びている!

動画広告にはいくつか課題はあるものの、急速に発展しているマーケティング手法であることは間違いないと言えます。実際に、日本を代表するメガベンチャーに成長し、AbemaTVなどのWebサービスを運営するサイバーエージェントが2017年に発表した資料によると、動画広告市場は前年対比163%伸びて、1374億円とかなりの規模となっています。

ここ数年で動画広告市場が急速な発展を遂げた理由としては、若年層を中心にスマートフォンが普及したことが考えられるでしょう。これによって今やテレビよりもYouTubeなどの動画サイトを視聴する人の方が多く、若者のテレビ離れが問題となるほどであり、実際にスマートフォン向け動画広告が生み出している利益の割合は非常に高いです。この資料によると動画広告市場が上昇傾向になるのは今後も続き、2023年には3485億円にまで到達する見込みとなっています。

動画広告の種類と特徴

動画広告と言っても種類は様々です。そこでこの段落では、動画広告にはどんなものがあるのか、それぞれどんな特徴があるのか説明していきます。

インストリーム動画広告
現代の動画広告の主流がインストリーム広告です。動画の再生前、再生後や途中に表示されるものであり、YouTubeの動画広告はインストリーム広告に分類されます。このタイプは視聴されたら広告主に課金され、その動画をアップしているユーザーに広告料が支払われるタイプが多い傾向があります。このタイプは5秒~10秒程度でスキップ可能である代わりに広告時間が長いものと、5秒~10秒程度に抑えてユーザーに最後まで広告を半強制的に見てもらうものの2種類に分かれます。

スキップ可能なものだと、広告をスキップせずに一定時間再生しない課金されないために、広告費用を抑えることが可能ですが、ユーザーに興味を持ってもらえないと観てもらえないので、再生時間が短いものよりも工夫が必要と言えるでしょう。それに対して、スキップできない広告は時間が短いものの、その代わりに最後まで自分が興味を持っていない動画を観なければいけないというストレスをユーザーに与えることになってしまいます。そのため、あまりにも広告がしつこすぎると、企業のイメージダウンに繋がる可能性もあることを理解する必要があります。

インバナー動画広告
インバナー広告はYouTubeなどの動画サイトが普及する前から存在する広告であり、サイトのバナー枠に動画が配信される広告です。ユーザーがクリックする、一定時間マウスオーバーするなどによってエキスパンド表示されるなど工夫次第で動画をたくさんの人に見てもらうことが可能です。インバナー広告はサイトの様々な場所に配置することが可能であることから、様々な人に観てもらえる可能性があるのが良いでしょう。ただし、インストリーム広告などと比べて強制力が無いので、ユーザーに動画を観てもらうのが難しいというデメリットも理解したうえで導入する必要があります。

インリード動画広告
インリード広告は、サイトなどの広告掲載位置までユーザーがWEBページをスクロールした際に再生される動画広告です。サイトに掲載する広告という部分はインバナー広告と同じですが、インリード広告の場合はユーザーに対して強制的に動画を最初から見せることが可能であることから、ストーリー性がある広告と相性が良いとされています。

ただし、インリード広告の場合、広告が挿入されている位置までユーザーがスクロールをしないと、動画が表示されません。それ故に、動画が視聴されずに終わってしまうというデメリットがあります。それに、サイトに書かれている内容の続きを読むために動画を観なければいけません。したがって、ユーザーに苦痛を与えてしまうことになり、こちらもインストリーム広告同様企業のイメージダウンに繋がってしまう可能性もあります。

どんな商材が動画広告に向いているか

動画広告には向いている業界とそうでない業界が存在しています。デンマークのマーケティング会社「adform」の「Digital advertising benchmark report」において業界別の動画広告クリック率が公表されていますが、上位3つを紹介すると、「1位:趣味・興味系:0.82%」「2位:ショッピング系:0.67%」「3位:ビジネス系:0.62%」です。1位の趣味・興味系に関しては、ゲームや音楽など個人向けの娯楽をまとめたもののことを言います。上位3つに共通することを考えてみると、どれも個人向けの内容であることが挙げられるでしょう。

動画サイトなどは個人がちょっとした時間潰しなどに利用していることが多いです。そのため、仕事よりは個人の趣味など私生活に繋がる部分に関連した内容の広告の需要が高く、動画広告を利用する際は自社で取り扱っている商品・サービスは個人向けか、法人向けかどうかを考えたうえで取り入れることが大切と言えます。

動画広告の可能性は大きい!

この記事では動画広告の特徴や種類、メリットなどについて解説しました。動画広告は制作する際に時間・費用がかかってしまうのでハードルは高いですが、その分活用方法次第で従来のバナー広告と比べて大きな効果が期待できるでしょう。IT社会が進み、今以上に個人の生活にインターネットが馴染むことが期待されるため、動画広告も今後さらに広がるでしょう。したがって、今後の動画広告のトレンドも押さえておきましょう。

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