【Shopify×ロジクラ】連携機能を大幅アップデート 新型コロナ後を見据えてオムニチャネル展開を強力サポート
株式会社ニューレボ(東京都港区、代表取締役 長浜佑樹)が提供する在庫管理・倉庫管理システム「ロジクラ」は、Eコマースプラットフォーム ShopifyとのAPI連携機能について大幅アップデートを実施した。
ECオペを効率化しつつShopifyへの送客を行う
同社では内での通販事業者数は毎年右肩上がりに増加しており、ECオンラインストアやカートシステムは機能アップデートが続々と行われているにも関わらず、物流業務は10年前のオペレーションから変化していないと指摘する。その上で既存のEC事業者、またこれからストアをオープンするEC事業者にも、効率の良い物流作業や在庫管理を提供するSaaSアプリケーションが「ロジクラ」だ。
今回の連携によってShopifyを利用している事業者の物流オペレーションや在庫管理が、より効率的に運用されることを期待するとしている。また現在ロジクラを利用中のユーザーには、ShopifyとのAPI連携を実施し、新しい販売チャネルとしてShopifyへの送客を行うという。
連携アップデート概要
◆オムニチャネル連携が可能に
ShopifyなどのECカートの在庫と卸売などの販売経路の在庫を共通にしている場合でも在庫を自動で調整し、欠品を防止することができる。卸売などで注文を受けたものでも、倉庫で利用するロジクラを使って出荷することで、Shopifyの在庫を減らす。同社では、この機能を使うことによって欠品がゼロになった事例もあるとしている。
◆追跡番号の自動記入が可能に
これまでShopifyでは、追跡番号を1つ1つ手入力する必要があった。今回の連携機能を利用すれば、ロジクラのアプリで送り状の追跡番号をスキャンするだけで、Shopifyの追跡番号を自動で記入することができるようになる。この機能を利用することによって、倉庫の出荷業務と出荷確定後の事務作業を大幅に削減することができるとしている。
◆アプリで入荷してShopifyへの在庫追加が可能に
ロジクラのアプリをダウンロードして、倉庫に入荷されたタイミングでアプリを通して入荷をすると、該当のShopifyの商品に対して、在庫を追加する。尚、ロジクラでは入荷の際にバーコードスキャンなどが利用可能だ。
◆受注の取り込みがリアルタイムに
Shopifyで注文を受けた場合のロジクラへの注文取り込みの速度が向上した。Shopifyで受けた注文はロジクラの「出荷予定」に取り込まれる。
◆推奨ユーザー
・Shopifyを利用していてオムニチャネルで販売するユーザー
・Shopifyを利用していて自社の倉庫から出荷しているユーザー
来たる物流変革に備える
同社は連携の背景として次のように述べている。
「コロナウイルスの影響により、社会は急速に変化を遂げようとしています。物流も例外ではありません。販売チャネルや倉庫拠点の分散(オムニチャネル対応)がより加速することが想定される中、来たる物流変革を見据えて対応して参ります」
新型コロナウイルスによる感染拡大によって、日本国内のみならず世界における社会の各要素が否応なしに変化を強いられている。それはECにおいても同様で、防疫の観点から人と人との接触が制限される中、一気にEC化が進む流れともなっている。今回の連携はまさにそうした未曽有の事態がもたらすECの未来を見据えたものとも言えそうだ。