画像検索で海外ユーザーを取込み売上アップを図る 『popIn Action』と『WorldShopping BIZ』の連携で実現

ECのミカタ編集部

popIn株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:程 涛、以下「popIn」)が提供する「popIn Action(ポップイン アクション)」は、株式会社ジグザグ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:仲里一義、以下「ジグザグ」)が提供する「WorldShopping BIZ」と連携を実施した。

画像検索で海外ユーザーをとりこむ

popIn社が提供するEC向け画像認識AIサービス「popIn Action」は、ジグザグ社が提供する越境ECサービス「WorldShopping BIZ」と連携を実施した。連携を通しては、海外ユーザーの集客・画像検索による言語に囚われない商品検索・越境ECを実現するとしている。

またpopIn Actionを搭載することで、海外ユーザーへの売上増加施策として商品のAI画像検索が可能となり、多言語カート設置、決済、海外配送、カスタマーサポートまで一貫するサービス提供が可能になるという。

連携でECサイトを越境化

連携でECサイトを越境化

「popIn Action」は、2019年4月から提供を開始した画像認識AIサービスで、閲覧中の商品に似ている商品を簡単に探せる類似アイテム検索機能や、デバイスに保存している写真や画像から類似アイテムを検索できる画像検索機能などが搭載されている。また強調フィルタリング方式のレコメンドサービスと併用することを前提としてサービス設計を行っている点も特徴の一つだ。

「WorldShopping BIZ」は、海外販売を始めたい全ての事業者に対して、JavaScriptを1行挿入するだけで海外ユーザー用に最適化されたショッピングカートを設置でき、商品注文受付から決済、海外配送、カスタマーサポートまで、手間をかけることなく越境EC対応を行うことが可能となるサービスだ。

これまで該当する国内ECサイトには、2~8%の海外アクセスがあるものの、言語の問題で海外ユーザーがECサイト内で商品を探すことが難しい状況があったという。今回の両社の連携により、画像検索による言語に囚われない商品検索から、商品注文受付、決済、海外配送まで、より快適なショッピング体験について海外ユーザーへの提供が可能となるのだ。

また「WorldShopping BIZ」で取得できる各国のアクセス数や購入件数などのデータをもとに、popInが提供するアジア最大級のグローバルネイティブアドプラットフォーム「popIn Discovery for Global」へ広告出稿を行うことで、海外ユーザーの効率的な集客も支援することができるという。

さらなる売上げ拡大に貢献

同社は今後の展望として次のように述べている。

「ジグザグが持つ『海外からの注文受付~決済対応、125カ国への海外発送までを可能にする技術とサービス・越境ECの知見』と、popInが持つ『画像認識AIによるソリューションテクノロジー、アジア最大級のグローバルネイティブアドプラットフォーム』を掛け合わせることで、EC事業者様のグローバル展開および販路拡大を支援し、更なる売上拡大に貢献してまいります」

同社も述べているように、海外からの日本製品へ向けられる視線には熱いものがあるが、既存の国内ECサイトが画像検索に対応することはけして容易ではなかった。今回の連携でAIを駆使した高度な画像検索を海外ユーザーも使うことが可能になり、各ECサイトのさらなる売り上げ向上に貢献することになりそうだ。


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