販売130%・売上123% Weiboフォロワー100万人突破 中国向けEC動画で成果した事例紹介

ECのミカタ編集部

Vstar Japan株式会社が支援を手掛けるYouTuber/Artistあさぎーにょ氏が、中国企業のSNSプロモーションに起用され、動画公開から一週間で天猫旗艦店(Tmall)の販売個数130%、売上123%を実現した。

Weiboフォロワー100万人突破の「あさぎーにょ」

アライドアーキテクツ株式会社の連結子会社で、動画クリエイターやタレントの中国進出を支援するVstar Japanが支援を手掛けるYouTuber/Artistあさぎーにょ氏が、中国企業のSNSプロモーションに起用され、動画公開から一週間で天猫旗艦店(Tmall)の販売個数130%、売上123%を実現したという。

同社では、あさぎーにょ氏について「へんてこポップ」という世界観を幅広い分野で表現し続ける次世代のYouTuber/Artistだとしている。YouTubeやTikTokなど、SNSでのフォロワーは合計200万人を超え、音楽、ファッション、映像制作と幅広い分野で活躍中だ。

斬新な音楽の届け方や独自の世界観の表現を追求するなど、常に新しいことに挑戦し続ける姿が若い世代から多くの支持を得ている。2018年よりVstar Japan社の支援のもと中国進出を開始、Weiboにおいて全体デイリーランキング1位を獲得。Weiboフォロワー数が100万人を突破するなど中国での人気も高まっているそうだ。

多角的な視点から販売アイテムを決定

多角的な視点から販売アイテムを決定

そのような中、眼鏡やコンタクトレンズを販売する中国企業「视客眼镜」のSNSプロモーションにおいて、あさぎーにょ氏が起用され、Vstar Japan社支援のもと、视客眼镜天猫旗艦店(Tmall)で販売されている日本ブランドのカラーコンタクトレンズを紹介する動画が制作された。

商品の販売促進を目的とした同施策は、あさぎーにょ氏公式Weiboアカウント/公式bilibiliアカウントに投稿して動画の視聴者を商品購入へつなげるものとなった。そのため、まず视客眼镜Tmall旗舰店で販売されている日本ブランドのカラーコンタクトレンズの中から、あさぎーにょ氏のキャラクター性やファン層との相性、中国人受けといった多角的な視点から一つ一つの商品を確認、どの商品を動画の中で紹介するか話し合い、あさぎーにょ氏が普段愛用している商品を含む5ブランド・8商品を今回のプロモーションで紹介する商品として決定したという。

対象商品が合計1,700個以上購入される(ROI 117%)

動画では商品を一つずつ順番に装着し、あさぎーにょ氏が自身の言葉でそれぞれの商品の色やサイズ、質感など商品パッケージや公式サイトに掲載されている基本的な商品情報を伝えるだけではなく、商品に合いそうな髪色やメイク、服装をあさぎーにょの氏視点から伝えた。

ファッションやメイクとの合わせ方を伝えることで、視聴者はより商品をリアルに感じながら購入の判断をすることが可能だという。一方で、今まであさぎーにょ氏公式Weiboアカウントで紹介した商品は中国で買うことができないものだったため、日頃から「商品を買いたい」という声が多くの視聴者から寄せられていたそうだ。

そのため、動画内で紹介した商品一覧ページのリンクを投稿文に設置し、動画を見てそのまま購入ページへ遷移できるようにしたことで、視聴者の購買意欲がさらに掻き立てられたとしている。

また動画投稿と同時にあさぎーにょ氏愛用のカラーコンタクトレンズをプレゼントするキャンペーンを開催することでさらに盛り上がりを見せ、動画公開から一週間でプロモーション対象商品が合計1,700個以上購入(ROI 117%)され、视客眼镜の天猫旗艦店全体では動画公開前と比べて販売個数130%、売上123%を実現したそうだ。

今回の施策実施に際して、あさぎーにょ氏から次のコメントが出されている

「日本の商品を中国のファンのみんなにオススメできてよかったです!カラコンは普段から毎日使っているものなので紹介しやすかったです。今回に限らず、自分が本当に好きなものやオススメできるものはたくさん発信していこうと思ってます!」

EC先進国である中国市場ではライブコマースや動画の活用も活発だ。同市場は日本製品への関心も高いが、そうした基礎的な条件をもとに、インフルエンサーが商品を紹介することで、消費者との間でロイヤリティがより高まり、売り上げ向上にもつながったようだ。今後こうした存在が日中のEC市場をさらに結び付けていくことになるだろう。

ECのミカタ通信19号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事