PGマルチペイメントサービスにPayPayを追加 新たに2,800万人以上のユーザーが加わることに
GMOペイメントゲートウェイ株式会社(東証一部:証券コード 3769、代表取締役社長:相浦 一成)は、総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」に、「PayPay」を追加した。
一括してECサイトに導入・管理が可能に
GMOインターネットグループにおいて、総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)は、総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」に、PayPay株式会社(代表取締役社長執行役員CEO:中山 一郎)が展開するキャッシュレス決済サービス「PayPay」を追加した。
同社によれば、これにより「PGマルチペイメントサービス」を利用するEC事業者は、「PayPay」を他の多様な決済手段と合わせて、一括してECサイトに導入・管理することが可能となったとしている。
PGマルチペイメントサービスの主な決済手段
PGマルチペイメントサービスが対応する主な決済手段は次のとおりだ。
クレジットカード決済、コンビニ決済、キャリア決済、電子マネー決済、代引決済、口座振替サービス、PayPal決済、LINE Pay決済、ビットコイン決済、Apple Pay、Google Pay決済サービス、払込票決済、PAYSLE決済、エポスかんたん決済、Amazon Pay、多通貨クレジットカード決済(MCP/DCC)、FamiPay、メルペイ
今回これらにPayPayが新たに加わったことになる。PayPayは、事前にチャージしたPayPay残高、またはクレジットカードからユーザーが決済手段を選択でき、実店舗やオンラインサービスでの支払いに利用できる。大型チェーン店だけでなく小規模店舗にも急速に拡大。PayPay残高へのチャージは、銀行口座などからのオンラインでのチャージに加え、最寄りのセブン銀行ATMなどでも可能だ。またユーザー間でPayPay残高(PayPayマネー、PayPayマネーライト)を「送る・受け取る」機能や、グループでの飲食に便利な「わりかん」機能など、さまざまな機能を提供している。
新たに2,800万人以上のユーザーが加わることに
今回のPayPay追加に際して同社では次のように述べている。
「ECサイトの利用者は、商品購入時に自身の使いたい支払い方法が無い場合、購入を取り止め“離脱”してしまうことがあります。こうした機会損失を防ぐサービスとして、GMO-PGでは、EC事業者が様々な決済手段を個別に導入する手間を省き、一括導入できる総合決済サービス『PGマルチペイメントサービス』を提供しています。昨今、キャッシュレスの普及とともに、オンライン・オフラインを問わず共通利用できる決済手段の提供がECサイトにも求められています。
その中でも『PayPay』は、オンラインでもオフラインでも利用できる、2,800万人以上の登録ユーザー数を誇るキャッシュレス決済サービスです。そこでGMO-PGは、EC事業者が必要な決済手段を一括で導入いただけるよう、「PGマルチペイメントサービス」に新たな決済手段として『PayPay』を追加いたしました。『PayPay』の利用者においても、『PayPay』に対応しているオフライン店舗や、ショッピングモール、オンラインサービスに加え、今後はECサイトでも、利用できる場面が広がることになります」
コード決済市場の中でも、ひときわ存在感を示すPayPayは、登録ユーザー数においても他から抜きんでている。今回、そのPayPayが新たに加わることとなり、決済手段の多様性がさらに高まった。ECにおいても幅広い決済手段に対応することは、購入時のいわゆる「カゴ落ち」を抑止することにもつながり、それらを通して各事業者のビジネスを後押しすることになりそうだ。