アスクルのLOHACOが環境にも配慮した『Go Ethical』施策を本格始動

ECのミカタ編集部

アスクル株式会社が運営する一般消費者向け(BtoC)インターネット通販サービス「LOHACO」は7月15日より、人気の売り場「LOHACO OUTLET」において、商品の廃棄ロス削減を目的とした「Go Ethical」の取り組みを本格的に開始することを公表した。

環境配慮のニーズに対応

同社は、これまでもサステナブルな社会の実現に向け、事業活動を通じて環境保全や社会課題の解決につながる取り組みを手掛けてきたが、新たに目指す「エシカルeコマース」の第一歩として、本取り組みを本格的に開始することとなったという。LOHACOでは従来、廃棄処分していた商品をアウトレット品として再販売するという取り組みを2019年11月から開始している。

シーズンごとに店頭からメーカーへ返品がある中で、品質に問題のない商品を廃棄することなく有効活用しようというもので、廃棄ロスを削減するとともに、購入しやすい価格で販売することで新たな顧客の獲得も目指すLOHACOが考える“プロダクト・ライフサイクル”を理想の形にする施策だ。同社は、これによりサステナブルな暮らしやエシカル消費が広がる中での購買の選択肢として、環境配慮のニーズにも応えることが可能だとしている。

ロート製薬との取り組みについて

LOHACOでは、ロート製薬との協働で従来は廃棄処分対象にしていたが品質には問題のない商品に関して、アウトレット売り場で再販売するという。こうすることで、店頭での品揃えの変更や通常販売の時期が終了したことを理由に従来は廃棄されていた商品に対し、社会課題を解決する本取り組みを行い再販売することでブランド価値を損なうことなく、廃棄ロスを削減することが可能となるのだ。

また新規のユーザーの購買へのハードルを下げる効果や新商品の購買へ効果的につなげていく有料サンプルとしての役割を担うことで、継続的な購買やファンづくりに貢献することも期待できるとしている。今回は、日焼け止め3商品の販売から開始し、7月末にはハンドクリームがラインナップし、今後順次品揃えを拡大される予定だ。

サステナブルな新モデルに挑戦

今回の施策開始に際して同社では次のように述べている。

「LOHACOは“くらしをかるくする”をコンセプトに、仕事や家事に忙しい女性やママが日々の買い物や家事がラクに、そして買い回りが楽しくなるような売り場を展開しています。中でも不動の人気を誇る『LOHACO OUTLET』は当初から好評で、今や目的・ジャンル別に3種の売り場『アウトレット』(毎日の必需品、掘り出し物)・『ビューティ』(コスメ・スキンケア商品)・『Premium』(“ちょっといいもの”やブランド品)を設け常時30~80%OFFのお買い得価格で提供しています。

単に安売りするセール会場ではなく、“プロダクト・ライフサイクル”を理想の形にすべく、商品入れ替え期には次期商品のマーケティングや購買に繋げるようなブランド価値を毀損しない手法で展開するため、お客様とメーカー双方のニーズを満たす売り場として、EC業界では一線を画すものとなっています。

これまでLOHACOでは、返品された商品の中で販売が終了している良品については、販売基準に適した品質である場合、アウトレット商品としてブランド価値を損なわない形での展開をしていましたが、さらに一歩先へ進み、廃棄処分対象商品をも無駄にしない、サステナブルな新モデルに挑戦します。

LOHACOは今後も『エシカルeコマース』を目指し、本活動に賛同いただくブランドを拡大し、お客様のエシカルのニーズと廃棄ロスを削減するブランドのニーズを充たすサステナブルなビジネスモデルとして取り組みを加速させてまいります」

2012 年10 月にサービス開始した日用品ショッピングサイト「LOHACO。2020年5月期には売上高486億円を達成、2019年11月には累計の顧客数が600万人を超えるなど実績を重ねている。アスクルが事業所向け通販で培った商品開発・調達力、高度な物流・配送ネットワーク、ユーザー対応力などを活かすとともに、ヤフーの圧倒的な集客力と決済サービスを掛け合わせて、その存在感を確かなものにしてきたが、サステナブルの面でもさらにその価値を高めることになりそうだ。

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