中国越境ECサービス「百分百(バイフンバイ)/baifenbai」を提供開始。日本の良い商品を中国消費者へ
バイドゥ株式会社(本社:東京都港区/代表:Charles Zhang、以下「バイドゥ」)はこのほど、中国向け越境ECプラットフォーム「百分百(baifenbai/バイフンバイ)」を2020年3月にベータ版として開設、8月18日を「百分百の日」とし正式にサービスを開始する。
中国で月間6億人が利用する検索エンジンで、日本の良い商品を広める
百分百(baifenbai)は、日本で流通している良質な商品を中国人消費者に販売するプラットフォームだ。大手に限らず中小や地方の企業が参画しやすいよう、初期投資を抑え出店することが可能。
中国で月間6億人が利用する百度検索エンジン、ビッグデータを活用することで、より精緻な広告誘導も可能となるため、出店者は初期投資を抑え中国向けに商品販売することができ、テストマーケティングにも適している。
中国の検索市場において第1位
バイドゥ株式会社は、中国の検索市場において第1位のシェアを有している、Baidu, Inc.(百度)(本社:中国北京市/会長兼CEO:Robin Li)の日本法人。
2006年12月に設立以降、法人企業の中国でのマーケティング活動支援、インバウンド、越境EC対策などをサポートすべく、中国語圏向けのリスティング広告、アドネットワーク広告などのインターネット広告商品を提供し、2020年7月時点で累計4,200万ダウンロードを誇る日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」を提供している。
2015年5月からはWebメディア様向けレコメンドエンジンやインターネット広告、スマートフォン広告を提供するpopIn株式会社(本社:東京都港区/代表:程涛)がグループに加わっている。
コロナの影響で失速したインバウンド市場の回復に
日本の製品は中国において、「化粧品、マタニティ商品が人気」「口に入れるもの、肌に触れるものは安全で安心できる」、「高品質な商品への信頼が高い」など長い間、高い評価を受けている。
日本企業にとって訪日中国人向けのインバウンドビジネスは、中国人消費者のニーズを確認できる良い試験場でもあった。しかしながら、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、インバウンド市場の回復には時間がかかると予測されている。
一方、中国市場へアプローチできる越境ECの市場規模は2022年までに2兆5,144億円と予想されており、今後も拡大が予想される。中国市場は人口規模の大きさ、購買力の高さなど魅力が大きい一方、中国独自のインターネット環境の発展により、参入するには解決すべき課題が多く、簡単に始めることは難しいのが現状だ。
バイドゥは、日本と中国の架け橋的な存在となるべく、企業が越境ECに参入しやすくなるように中国向け越境ECプラットフォーム百分百を立ち上げた。今後の越境EC市場にどのような影響を与えていくか注目だ。